贖罪 2

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太輔side

俺が確かに受け取ったのを待って、手を離した玉








すっぽり、俺の腕の中に収まったその身体は

思ったより、ずっと軽い







ずっとこの部屋にいたけど

まじまじとみることが出来なくて

今、初めてその姿をちゃんと見た






雪のように白くてきめ細やかな肌

長くて、カールした睫毛

大きな瞳は、Aにそっくりだ





俺が選んだカバーオールから出た掌は

ほんとに紅葉の葉っぱみたいに小さくて

ふわっと握った手はパンみたい

裾から出た足も、なんて小さいんだ






え…

でも





嘘…




桃果ちゃん、親指より人差し指が長い


Aと同じ








裕「気づいた？」






…え、







裕「ガヤ、気づいたんだ？」






何、言って…

みんなの前で





何を言い出す気だよ、玉








太「……」









裕「あれ、気づかなかった？ガヤ…」









.







.







.







裕「このカバーオール、メンバーがプレゼントしてくれた奴だよ？」

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