贖罪 2

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渉「大丈夫？」





裕「あ、うん、全然平気ーー」



宏「もう、泣いてない？」






裕「うん、ほら…」


裕太が、抱いて連れてった桃果をみんなが
覗きこんでる間に、キッチンに立つ




まだ、涙の跡は完全には乾いてないけど
一人、寝室に残ってると変に思われる

さっき、あんな事があったばかりだし







渉「ニカ達が煩すぎなんだよ、」





二「あ、やっぱり？」





渉「さっきのあの泣き声はね、もっと寝たかった
って事なの…」




宮「えー、わかんの？横尾さん？」






渉「当たり前でしょ！」

胸の前で腕組して、自慢顔






渉「君たちだって、起こされると超不機嫌でしょ？」






千「ミツとかヤバいよねーー」




二「たしかに、笑」






また…横尾さんのお陰で和やかムード





良かった…

変な空気にならなくて







渉「人見知りは、まだだよね？」




裕「ん、さすがにまだだねーー」






渉「じゃあ、人見知りの父母に似ないうちに
抱っこさせて貰おうかな？」




二「えー！」


千「俺も！」


宮「俺もーー♪」





宏「大丈夫、君たち？まだ、首座ってないよ？」


二「ひどっ！」



桃果を抱いた裕太の周りをメンバーが囲む

裕太、横尾さん、太輔、千賀さん、二階堂さん

宮田さん、北山さん






裕「いいよ、ワッター」





横尾さんは慣れてるからか、桃果も全然平気




渉「渉おじちゃんですよーー」

なんて笑ってる


カラカラ喉を鳴らすのが、嬉しいのか
桃果もご機嫌みたい





二「俺も、俺も…」

二階堂さんは、それはそれは大事そうに
壊れ物を抱くように…





そうして、

宏「俺はいいや、俺だと泣きそう…」

って言う北山さんにまで、抱っこされて



最後は…太輔







二「ガヤさん、子ども好きだもんね…」





千「あやすのうまそう」








渉「太輔、できんの〜笑」

横尾さんに茶化されて







太「…俺もな、泣かれそうだな、そろそろ…」

そう言って、一度は手を引っ込めた太輔






裕「そんな事言わないで、抱っこしてよ、ガヤ」



北山さんの時は、そんな事言わなかったのに
裕太が、桃果を差し出す





裕「ガヤ、小さい子あやすの上手いじゃん」







太「ん、でも…」







裕「ね、ほら…」







裕「桃果…です」






裕「よろしく…」

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