贖罪 2

75 ページ25

太輔の時とは
全然違う



太輔も、愛してくれたのに


太輔の方が
ちゃんと愛し始めてたのに





裕太とは、ただ身体が触れ合っただけなのに





こんなに身体が熱い






裕「何、言って…」







「…やっぱり…裕太は特別なのかな…」








「…私ったら…」







.







.







.







裕「A…」





「…おかしいね…」

何だか…気恥ずかしいし








裕「…俺は、…嬉しい」







「……裕太…」





裕「すげー嬉しい…」







「…ふふ…」






裕「でも…」






裕「お風呂から出よう！」






「…！」


気がつくと、お互い真っ赤





笑






笑








裕「ここ座って…」







「…ん、」






裕「洗ったげる♪」



お腹が大きくなってから、
前屈みになるのが、苦しくて髪を洗うのが一番辛い









裕「髪、洗ってあげるよ…」






.









.







.








パラパラと裕太の指先をすり抜けて
温かなお湯で流されていく髪


時折、肌に触れるだけで
身体がドキンとなる






裕太の指先は不思議


そこから、愛が伝わってくるみたいで
気持ち良くて、ふわふわしちゃう






裕「痒いとこない？」







「…んーー」




ないけど…





裕「？」





「…気持ち良すぎてやめたくない…」






裕「笑、なんだそれ…」





「気持ちいいんだもん♪」







裕「甘えたAだーー♪」






だって、幸せなんだもん





「…笑、ずっと…」







「こうしてたいな…」

76→←74

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す