贖罪 2

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太「もう…いいよ…」


ふっと、離れた身体






太「服を着よう…」






え…


太「お腹を冷やすと良くない…」






太輔？

何、言って…







太「もう、十分だよ…」






太「ほら…」


自分の服を着終えた太輔が、私のシャツのボタンを
止めていく






太「大事にしなきゃ…」








「太輔…？」



どういうこと？







太「俺は…Aを恨んだりしてないよ…」





？






太「ただ…まだ、君を好きなだけ…」







…太輔


太「だから、昨日街で君を見つけた時
神様は、俺にチャンスをくれたんだ、と思った」







太「玉に昨日の事を話さなかったのも、
またAとやり直したいと思ってたからだ」







太「Aから、連絡が来た時も
君もまた、まだ俺に気持ちがあるんだと思った」






太「全部…全部、君とやり直せると…」







ふっと、笑った太輔







太「今の今まで思ってた、いや思いたかった…」







太「でも…」







太「ダメだったね、笑」






「……太……輔…」








太「やっぱり…ダメだった…」






.






.







.








太「身体は…正直だね」

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