検索窓
今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:43,028 hit

111 ページ30

太輔side

勿論、スマホを解約するつもりなんかなかった


そんな事をする時間も惜しいほどに、早く
うちに帰りたかった




Aが待つ部屋へ






信号待ちするタクシーがもどかしい
こんなことなら、自分の車で来るんだった







Aは、
あの部屋で俺を待っていてくれるだろうか



内心、不安でいっぱいだった


あんな風に身体に印をつけたからって
何かが変わるとは思えなかった
むしろ、逆にそうすることで
Aに嫌われてしまうような気がした







Aが、全て忘れてくれればいいのに
そんな気持ちにまでなってしまう



Aが他の男と関係を持ったこと
俺たちに半年の空白があること
あんな風に、身体を傷つけてしまったこと
全て、忘れてくれればいいのに







.






.








.








ガチャ、

鍵を回すと、ドアを開けながら床をみた


Aの靴…

靴はある?

出て行ってない?






高鳴る鼓動

でも、俺のスニカーの横に確かに
Aのも綺麗に揃えて並んでた





良かった…


出て行ってない




ほっとした俺の耳に聴こえてきたのは
バスルームの方から聞こえる水音だった





A?

シャワーしてんのかな…





昨日、雨に濡…れたままだったから?






それとも
朝のあれ…嫌だったのかな?






.







.







少しの変化もない規則的な水音


何か…変





そこに、人の気配を感じないシャワーの音













!?







まさか!

112→←110



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (64 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
177人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , 玉森 , 藤ヶ谷   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:トウコ | 作成日時:2019年7月5日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。