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Aside

「どこにも行かない、約束する…」





「ここで太輔を待ってるから…」







「ね?」




朝食を食べるまでは、比較的機嫌が良かった太輔が
やっぱり、仕事に行かないと言い出した







太「嫌だ、行きたくない…」





「…そんな事言わないで…」







太「だって、やっとAと一緒に居られるのに
嫌だよ、行きたくない…」







「太輔…」







太「今日くらい、ずっと一緒に居たい
Aの怪我だってきになるし…」






「…大丈夫だから…お願い、」





「どこにも行かないから…待ってるから…」





もし、この部屋から出て行ったら
また、太輔は心のバランスを崩してしまう

だから…どこにも行かない、行けない








太「嫌…」



太「Aといたい…」







.







.








「…太輔、お仕事行って…
私、待ってるから…どこにも行かない…」





「ここで、必ず待ってるから…」






ゆっくり….優しく、小さい子をあやすように
言葉を重ねた






「ね、…」







.







.








太「……」







「太輔…」


どうしたら、わかってくれるの?

太輔がいないと皆んなが困るんだよ…







太「俺の代わりなんていくらでもいる…」





「そんな事ない…」






太「キスマイには、玉がいる…ミツだって
渉も、ニカもけんとも、宮も…」






「………」






太「俺がいなくても困らない…
でも、俺は…」







太「Aがいないと、生きてけない」







「…だから、私はここにいるよ?」







太「そんなのわかんないじゃん!」







「じゃあ、どうしたら信じてくれる?」





「何をすれば、信じてくれるの?」







.







.






.







太「キスさせて…」





「え…」









太「キス…」







「…それで、仕事に行くの?」






太「ん…、今日はね…」








「?」






太「いい?」







「………」







太「ねぇ、」








太「いいよね…?」





.







.








「………それで、太輔がいいなら…」







そう言って、私は目を閉じた

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設定タグ:キスマイ , 玉森 , 藤ヶ谷   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:トウコ | 作成日時:2019年7月5日 4時

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