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裕太side

スマホを手に取り、君にダイヤルする



呼び出し音が鳴り続け…そして繋がらないまま切れる




A?








なんで出ないの?





もしかして、残業?



いや
でも、もう…10時過ぎ







まさか怪我?






LINEが既読にならない時間が過ぎていき
居ても立っても居られなくなって
以前、買った鉢を運んだ時に聞いておいた
花屋の店長さんに電話した





ーはい、


真夜中の電話にも関わらず、店長さんの
対応は親切だった





ー玉森さん?どうされました?



店長さんは、Aがガヤと付き合っていた事は知ってるけど、俺との関係は知らない

俺もAも、店に行っても
店長さんからガヤに伝わるのが怖かったから、特に怪しまれるような行動はとらなかった





裕「あ、あの…
Aちゃんに頼んどいた鉢、届いたかな?
店長さん聞いてます?」



わざわざ、真夜中にしかも携帯に連絡することじゃないと思うだろうけど、あまりうまく頭が回らなかった





ーえ…?





まずい、やっぱり疑ってる?




裕「ちょっと忙しくて、店やってる時間に
連絡できなくて…聞いてないならいいです…」



これ以上、突っ込まれたら返せる自信がない





ーすいません、私聞いてなくて





裕「あ、いや…急ぎじゃないんで…」






ーそうですか
明日、彼女が出勤したら聞いておきますね






裕「あ…、じゃあお願いします、
てゆうか、俺も明日行きます…」





ー?




裕「あ、いや….その、花を見にですよ
花と鉢、見に…」




ーそうですか、承知しました






裕「じゃ、明日…」

もはや、怪しいとしか思えない電話を切ろうとした
その時…




ーところで…藤ヶ谷さん大丈夫でしたか?





え…


なんで、店長さんがガヤ?







裕「ガヤが何か?」





ーあれ、…まだご存知ないですか?
じゃあ、大丈夫だったんですかね







ー倒れてたんですよ、店の前で



!?
ガヤが…倒れた?
店の前で?




ーAちゃんが、病院に運んだんです
だから、今日お仕事お休みだったんです、彼女




嘘だろ
彼女が…病院に運んだ?




ー最近、藤ヶ谷さんいらしてなかったから
もしかして、二人の間に何かあったんですかね
まぁ、大人ですから…私も何も…








店長の話の半分以上が
頭に入ってこなかった




Aの所にガヤが行った
ガヤが彼女の前で倒れた




二人は一緒、ってこと?

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設定タグ:キスマイ , 玉森 , 藤ヶ谷   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:トウコ | 作成日時:2019年7月5日 4時

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