検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:43,033 hit

127 ページ46

太輔side


いつも、スマホの目覚ましか、マネージャーからの
電話で起きてた俺が、今日はキッチンから聞こえるリズミカルな音で目を覚ます






そうだ、Aが帰って来たんだ







昨夜は、Aが寝返りして胸のから離れるまで眠れなかった


ずっと…独り寝だったせいだと思おうとしても
できなくて…結局寝落ちたのは、明け方だったと思う



睡眠不足のせいかな

頭が…痛む





太「おはよ…」

痛みを堪えて、笑顔を作った





「…おはよ…、よく眠れた?」





太「?」






「何だか…顔色良くないみたい…」






太「そう?だとしたら…天気のせいかな…」



ちらっと視線を外に移した

窓の外は雨…七月だというのに、雨ばかりだ







太「気圧かな…」







「…そう…」





太「何、朝飯?」





「…?」


太「食べてから薬飲むことにする…
ライブも終わったし、これからは舞台準備だから休んでなんていられない…」







「……う、ん…」






太「えーと、」




カウンターキッチンから覗くと、俺の好きな物ばかりが並んでる



いつもの光景だ






太「やば、美味そう!」

キッチンに回り込んで、シンク前に立つAを
後ろから抱きしめた






太「Aも…」






「…太輔…笑」







太「作ってくれたの?俺の為に…」




「…ん、」






太「俺の好きな物ばっかだ…」





「…ん、」







太「よく覚えてたね…」








「……え?」




太「だから、よく覚えてたね、って」






「…それ、どういうこと?」




太「あ!」





「何で、そんなこと言うの……?」






「私は…ずっとここにいるよ?」







太「ごめ、なんか…寝ぼけてるな、笑」





「太輔?」







太「頭痛のせいかな…」






「…嘘…なんか、変…」






「…変だよ、私たち…」

128→←126



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (64 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
177人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , 玉森 , 藤ヶ谷   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:トウコ | 作成日時:2019年7月5日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。