グルッペンがお父さんになった件について (ページ2)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:18,305 hit

1 ページ2

私は今、コーヒー片手に町をふらついています。中学生でもコーヒーは飲めるんだぞ!

そうやって色々なお店を見ながら歩いていたら

"ドン”

っと誰かにぶつかってしまいました。

「ごめんなさい。」

?「こちらこそすまんな。」

どっかで聞いたことがある声がした。不思議に思い見てみるとコーヒーがこぼれていることに気がついた。

「あっ!コーヒーが・・・」

?「あぁ・・・気にすんな。」

っと、この声で私は思い出した。この人の正体を。

「すいませんでした。クリーニング代だけは払わさせて下さい。」

私はそれが確信へと導くため会話を続ける。

?「いや、私の不注意な所もある。そんなのは貰えない。」

「いやいや。では、攻めてお詫びとしてケーキぐらい渡させて下さい。」

?「そこまで言うのなら・・・」

よっし!この人甘党だからケーキで連れたぞ!

「お時間ありますか?」

?「大丈夫です。」

「では、付いてきてもらえますか?」

?「分かりました。」

そうして私はケーキ屋さんの場所まで歩き始める。

「甘いもの好きなんですね。」

?「どうしてその様に?」

「ケーキと言った瞬間少しだけピクッっとしたので。」

?「まさか気付いてたとは・・・」

「当たりですね?グルッペンさん。」

グル「そうだな。・・・・・あ。」

やったぁ。グルッペンさんに口論で勝ったぞ!普通にボロ出した。

グル「バレてしまったか・・・」

「フフフ。・・あっ着きましたよ。」

グル「ほぅ、中々良さそうじゃないか。」

「お気に召されたようで何よりです。」

そう言うとグルッペンさんは中に入っていってケーキを選び始めた。私はその光景をグルッペンさんの後ろから眺めていた。

グル「これにするぞ!」

「分かりました。それと、持ち帰りますか?それともここで食べます?」

ここのケーキ屋さんは店内で買ったケーキをすぐ食べることが出来る。

グル「ここで食べるぞ!」

「分かりました。すいません。これ下さい。」

店員「お一つでよろしかったですか?」

「はい。」

店員「店内で召し上がりますか?」

「はい。」

店員「お会計350円になります。」

「分かりました。」

私は財布から350円取り出し店員さんに渡す。

店員「ちょうどお預かりします。レシートのお返しです。ごゆっくりお楽しみ下さい。」

私はケーキとレシートを受け取りテーブルに行く。

「どうぞ。」

グル「どうも。では、いただくぞ。」

彼がケーキを食べ始めたころ私の携帯の着信音が鳴った。