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肆-42 ページ42

「体調が悪いなら休んだ方がいいわ!任務は私が行くから…!」

「大丈夫です!…大丈夫なんです、けど…っ」

蜜璃さんが困惑しているけれど、私も自分で戸惑っている

無一郎君の事でここまで過剰反応してしまうのは、さっき接吻されたから?

…いや、違う

「…っ」

そうだ…

前から無一郎君といるとそわそわして…近づくだけで、触れるだけで胸の高鳴りが止まらなくて

その時点でこの気持ちは分かりきった事なのに

ずっとどこかで気づかないふりをしていた

無意識に、それを認めてしまったらもう後戻り出来ないような気がしていた

でも、前に蜜璃さんが言った通りだから


『…恋するとね、胸がキューってなって、心臓がばくんばくんするの!その人の事を考えただけで、胸が苦しくて息が出来ないの…!』


あぁ、やっぱりこれはきっと…

「蜜璃さん、あの…私…」

私は意を決して小さく息を吸い、口を開いた

「えっと…まだ、自分でもよく分からないんですけど…っ」

「うんうん」

しどろもどろに言う私に蜜璃さんは、落ち着いて、ゆっくりでいいからね、と優しく微笑みながら聞いてくれた

「…好き、なのかも…しれないです、無一郎君の、こと」

次の瞬間、辺りに甲高い声が響き渡った

「キャーーーーーーーーーーッッ!!」

「で、でもっ、確定では無いですよ?!私自身あまりよく分かってないから…」

「そんなの、"好き"って思ったら"好き"で良いのよ〜っ!」

紅潮させた頬を両手で包み、眉を八の字にして満面の笑みを浮かべている蜜璃さんの方が何だか幸せそうだ

「そうなんですか…っ」

「素敵ねぇ〜!さては、無一郎君に告白されたかしら?」

「ま、まさかっ!!ありえないです…!!」

「あら、それはどうかしら?」

「だって無一郎君ですよ…?振り向いて貰えるわけ…」

「えぇ〜大丈夫だと思うけどな〜!でも一緒に頑張ろうね!私、全力で応援するから!」

「あ…ありがとう、ございます…っ」

でもまだ本当に確信が持てない

二つ年下の子に恋してしまうなんて

そもそもいつ死ぬかも分からないのに…

いいのかな、これで

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みやび(プロフ) - ずっとずっと待ってるので大丈夫ですよ!🎀 (4月14日 22時) (レス) @page50 id: 6d224a7bcb (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ(プロフ) - ゆっくりで大丈夫ですよ!更新されたら皆また読みに戻ってきますよ✨✨ (4月12日 1時) (レス) @page50 id: 4db17488dc (このIDを非表示/違反報告)
みやびりじゅ(プロフ) - みやびさん» なかなか更新できておらず申し訳ありません😢読んでくださってありがとうございます! (1月30日 23時) (レス) id: 00121ded6d (このIDを非表示/違反報告)
みやび(プロフ) - 久々の投稿ありがとうございます🥰 (1月24日 0時) (レス) @page47 id: a01fa8ae4e (このIDを非表示/違反報告)
愛っち(プロフ) - みやびりじゅさん» 仕方ありませんね💦来年の楽しみに取っておきますね!頑張ってください (11月8日 18時) (レス) id: d531dd11f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みやびりじゅ | 作成日時:2023年7月9日 21時

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