夜明けを導く光 3【鬼滅の刃】

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「じゃあ、またね！｣

「うん。…昨夜はありがとう｣

「い、いえいえ！｣

早朝、無一郎君と藤の家を出て分かれ道の所で解散した

昨日の昼下がりから今までずっと無一郎君と一緒だったんだ…長かったなぁ

まだ日も昇るか昇らないかといった所で、周りに人の気配はなかった

「ふぁ…ねむ…｣

結局あの後はあまり眠れなかった

無一郎君は一回眠っていたけれど半刻ほどで目を覚ました

そこで、もう帰ろうかという話になったのだ

「うわ…｣

眠気で少しふらふらする…屋敷に帰ったら夜まで一旦寝ようかな…

最近は任務が増えてて疲れが取れてないし、一日でもゆっくり休んで完全に回復させたい

「欠伸が止まらない…｣

早く帰ろう、そして早く寝よう…

「ふあぁ…｣



「…｣

私はこの時、

今から帰ろうとしている宇髄邸で、こんな話をされているとは知る由もなかった

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「Aちゃん、昨日の霞柱様との逢引はどうだったんでしょうね！｣

「なっ、逢引って…ただ出かけに行っただけでしょ？｣

「昨夜の任務がもし霞柱様と一緒なら、同じ所に泊まってたりしてるんじゃないでしょうか？！｣

「何言ってんの須磨！流石にそれはないでしょ｣

「須磨、大当たりだ｣

「うわぁ天元様ぁ！！びっくりしたぁ！！少しは足音立ててくださいよ！心臓が口からまろび出るかと思ったじゃないですかぁ！｣

「お、おかえりなさい！｣
「おかえりなさいませ、天元様｣

「おう、ただいま。…実はさっきド派手な所を目撃してしまったんだが…｣

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数分後、そこに帰宅した私は寝不足の理由をものすごい勢いで問い詰められることになる

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