肆-14 ページ14
それから半刻が経った
私たちが今いる煉獄邸では、木刀の乾いた音が響いている
広い鍛錬場で、隊服の上着だけ脱いだシャツ姿の煉獄さんと無一郎君が手合わせをしているのを、蜜璃さんと二人で見学しているところだ
「…フゥゥゥ…｣
霞の呼吸 壱ノ型 垂天遠霞
炎の呼吸 参ノ型 気炎万象
「キャーーーーーーーーーッ｣
「わぁぁ…っ！｣
柱同士の手合わせは初めて見たけれど…規模と迫力が凄い、速度も異次元だ
霞の呼吸 伍ノ型 霞雲の海
それに、昼間の明るい時に無一郎君の剣技を見たのは初めてで
夜とは全く違って、どんな動きなのか、どんな技なのか…それがよく分かって何だか新鮮な気分
「む！｣
炎の呼吸 肆ノ型 盛炎のうねり
霞の呼吸 弐ノ型 八重霞
「凄いわね！無一郎君、かっこいいわ…！｣
「そうですね…！｣
二人は攻防ともに互角で、なかなか決着がつかない
霞の呼吸 漆ノ型 朧
刀を振るう無一郎君自身がまるで霞みたいで…その霞の中にふっと消えて、また現れて…
そんな彼を見逃すまいと、視線が釘付けになる
炎の呼吸 伍ノ型 炎虎
霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り
二人の攻撃がぶつかり合ったかと思うと、凄まじい衝撃音が鳴った
「…よもや｣
煉獄さんの木刀が折れたので、二人の手合わせは終了となった
「先程の技にはなかなか錯乱させられた！あの技を出された鬼は一溜まりもないだろう！必殺の技だな！｣
煉獄さんが無一郎君の頭を撫でる
傍らから見ていると、二人はまるで親子みたいだ
「君の剣技は美しいな！｣
「…どうも｣
煉獄さんも仰るように、無一郎君の剣技は本当に綺麗だ
雑なところが一つもなくて、緩急がついてて…神楽や舞にできそうなほど綺麗
私もあんな風になりたいな…
暫く余韻に浸っていると、溌剌とした声が私を呼んだ
「次は長月少女だな！｣
「は、はい！よろしくお願いいたします！｣
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みやび(プロフ) - ずっとずっと待ってるので大丈夫ですよ！🎀 (4月14日 22時) (
レス) @page50 id: 6d224a7bcb (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ(プロフ) - ゆっくりで大丈夫ですよ！更新されたら皆また読みに戻ってきますよ✨✨ (4月12日 1時) (レス) @page50 id: 4db17488dc (このIDを非表示/違反報告)
みやびりじゅ(プロフ) - みやびさん» なかなか更新できておらず申し訳ありません😢読んでくださってありがとうございます！ (1月30日 23時) (レス) id: 00121ded6d (このIDを非表示/違反報告)
みやび(プロフ) - 久々の投稿ありがとうございます🥰 (1月24日 0時) (レス) @page47 id: a01fa8ae4e (このIDを非表示/違反報告)
愛っち(プロフ) - みやびりじゅさん» 仕方ありませんね💦来年の楽しみに取っておきますね！頑張ってください (11月8日 18時) (レス) id: d531dd11f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みやびりじゅ | 作成日時：2023年7月9日 21時
