【文スト】龍の少女は探偵社に拾われる

12. ページ13

『ん…』

　目が覚めると、白い部屋にいた
　ここ、何処だろ

「おや、お目覚めかい？」

　反射的に身体が強張る
　私を覗き込んだ顔が知っている顔だと分かると安心した

『与謝野さん…？』
「ああ、お早う。調子は如何だい？」

　軽く手足を動かす

『まあ、何とか動きますね。今日は調子がいいかな』
「悪い時があるのかい？」
『はい。異能を使った次の日は、酷い時は反動で動けなくて』

　ほんとに、車いすの時もあったな

「異能って、昨日の？」
『あー、はい』

　矢っ張り変身していたか…
　与謝野さんは「ふゥン、大変なんだねェ」と云った

「でも、妾は綺麗だと思うよ」

　一瞬、何のことか分からなかった

「昨日のアンタの龍さ。月明かりに照らされて、幻想的だッたねェ」
『綺麗…？あれが…？』

　そんなこと、云われたことなかった
　皆、要らないって。気味悪いって。

　其のままでいると、涙が出そうだったから、話題をそらす

『そういえば、此処ってどこですか？』

　与謝野さんは回転椅子に座って此方に背を向けたまま
「探偵社の医務室さ」
　と答えた

「ま、妾の部屋みたいなモンだね」

　にやり、と怪しく笑う

　うわ、めっちゃ美人。オーラが凄い

『他の皆さんは？』

　若しいるなら昨日のお礼が云いたい

「もう皆いるンじゃないかい？A、アンタは如何する？」
『え？』
「もう少し寝ているも善し。起きるも善し。何方にする？」

　んん、目も覚めちゃったしな

『体が動くか確認したいし、外の空気も吸いたいので
　散歩してきても善いですか？』

「そうかい。だけどあんまり無理すんじゃないよ。まだ病み上がりだからね」

『はい。ありがとうございます』

　靴を履いて、扉の方に向かった瞬間、叫び声が聞こえた





「ば、爆弾魔だァ！！」

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どもども、ユッカですう

遅くなってしまってすいません！！

夜遅くにすいません！！！

許してつかあさい(泣)
夜なのでテンションがおかしいです

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