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５−６ ページ39
一通り話が終わると、俺たちはちょっとの間、無言で。
「翔くんから、相葉くんの話は聞いてるよ」
大野さんが話し出す。
二宮さんは大野さんをチラリと見たけど。
無言でコーヒーを飲んでる。
「で、相葉くんはどっちなの？翔くんをアンアン言わせてるの？」
「ぶほ」
二宮さんが噴いた。
「に、二宮さん、大丈夫ですか？」
俺は慌てて、二宮さんの背中をさすった。
「げほっ。いや、俺は大丈夫です」
「それとも、相葉くんがアンアン言ってるの？」
「智、おまえ、何言ってんの？」
「カズだって知りたいって言ってたじゃん」
「そんなストレートに聞かなくても」
「じゃあ、どう言えばいいんだよ」
「もっとオブラートに包みなさいよ」
「俺がそんなことできないの、知ってるだろ」
「知ってるけど、初対面でそれはないだろ」
「じゃあ、カズが聞けば！」
険悪な雰囲気の二人。
「あ、あの・・・」
俺が声を出すと、二人で俺を見た。
突然注目されると恥ずかしいな。
少し顔が熱くなって、俯いた。
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作者名：佐音 芽衣 | 作成日時：2013年9月27日 21時
