検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:3,900 hit

突撃4 複雑ですねぃ一一総悟 ページ5

ガラリと音をたてた職員室の扉。

そこにいた銀八の目に映ったのはA。
彼女が現れたのは当たり前だ。なにせ銀八自身が呼んだのだから。わざわざ放送で。

「……で? 何、先生」

その一言に銀八は瞳を潤ませた。

「え?! 何?! どしたの?!」

「いや……さ…………」

銀八は嬉しそうに言葉を紡いでいった。

「『先生』って呼ばれたの初めてで……」

その瞬間、心配そうなAの目が冷たいものに変わるのだが。



…*…*…*…*…*…*…



「……あ」

場所は変わり廊下。

そこでAは今朝も見た人物に会った。

「晋助!!」

「……宮河か」

ニコニコのAと、どうでもいいと言いたげの高杉。

「………また名前で呼ばない」

Aはむーっと高杉を見つめた。

彼、高杉とて名前で呼んでいた時期がなかった訳ではない。寧ろ、そちらの方が多い。
幼馴染みとして、それは当たり前だったのだ。
だが、彼は壊してしまいたくなった。″幼馴染み″という忌むべき関係を。

彼は人間だ。不良となってもそれは揺らがない。だが、だからこそ壊したくなったのだ。

人間は人を好き、愛す。
そう。高杉にとっての相手は、いつの間にかAになっていたのだ。

突撃5 なんで僕――新八→←突撃3 だから言ってんだよ――土方



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:銀魂高校 , 銀魂 , 高杉晋助
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Sakura(プロフ) - 更新頑張って下さい!応援してます! (2016年11月20日 17時) (レス) id: ea32fd77b7 (このIDを非表示/違反報告)
土藤田菜摘美(プロフ) - シナモンろーるさん» コツですか……そうですね。セリフを多めにする。文章も笑いをとれるようにする。テンポが出るように、できるだけ会話文が多いところには字の文はいれない。などでしょうか。あまり良いものではなくてすみません。頑張ってください!! (2014年11月8日 19時) (レス) id: c3a62b29ad (このIDを非表示/違反報告)
土藤田菜摘美(プロフ) - シナモンろーるさん» 名前は違いますが雪桜です。面白いですか?ありがとうございます!! (2014年11月8日 19時) (レス) id: c3a62b29ad (このIDを非表示/違反報告)
シナモンろーる - 面白いッス!私も銀魂小説書いてるんスけど、どうしたらこんなに面白い作品が出来るのやら…もしこつか何かありましたら教えて下さい(切実) (2014年8月13日 9時) (レス) id: 11d16ccec8 (このIDを非表示/違反報告)
土藤田菜摘美(プロフ) - ぎんだらTさん» ありがとうございます!!こんな作品でも待っててくれる人がいるだなんて……(´;ω;`) できれば更新速度を上げたいと思っています!(多分) (2014年7月16日 17時) (レス) id: c3a62b29ad (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪桜 又 菜摘美 x他1人 | 作者ホームページ:http://nekomoti  
作成日時:2014年5月28日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。