恋の方程式【ビルド 短編】

記憶をなくした逃亡者 ページ17

美空からスマッシュ情報を聞き入れた
3人、戦兎、龍我、Aは
現場へ向かっていた



…

スマッシュ情報があった場所に
つきバイクから降りると
第一声に聞こえたのは悲鳴だった
3人は目を向けるとそこには人を襲うスマッシュの姿があった

戦兎はビルドドライバーを
装着しボトルを振りセットし、ビルドへと姿を変えた

戦兎がスマッシュと戦っている間
2人は周りから集まってきた
スマッシュの部下たちに囲まれていた

龍我はAを後ろに隠す

部下たちは
攻撃を繰り出そうとすると
龍我は素早く避けパンチを食らわし次々攻撃してゆく


A「龍ちゃん…！」

龍我「お前はどっか隠れてろ！」

Aはうなずき
その場から離れようとした時だった
物陰からブラットスタークが
姿を表し
Aの眼の前に立った

「おーっと…これはこれは…懐かしいやつがいたもんだな」

Aを見るや否や意味不明な発言を繰り出すブラットスタークに
Aは首をかしげた

ブラットスターク「おいおい、忘れっちまったのか？薄情なやつだな」

A「…忘れた？…もともと私あなたのこと知らない…。誰？」

ブラットスターク「知らない、か。…だったら力ずくで思い出させてやるよ。…一緒に来い」

ガッと腕を掴み
ギリギリと力を込める

A「っ、やだ…は、なして…！！」

それに気づいた龍我は
Aの元に向かおうとしたが
部下たちに取り押さえられ身動きが取れずにいた

戦兎「A！！」

スマッシュを倒し終えた戦兎は
ブラットスタークに攻撃をする

掴まれていた腕が離れ
Aはスタークと距離をとった

スターク「邪魔が入ったな。」

戦兎「A、大丈夫か！？」

Aにかけよる

A「う、うん…」

スターク「まあ良い。今日は見逃してやる。…そうだ、１つ忠告しておいてやるよ」

戦兎「…？」

スターク「その女とあんまり関わるな。…なんせそいつは俺ら側の人間だからなぁ？…そうだろう？記憶をなくした逃亡者さん。」

スタークの言葉を聞いた瞬間
急に頭痛がAを襲う
脳裏に雑音やノイズまみれの映像が映った

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