with PROOF-2nd- (ページ10)

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門に書いてあったが、ここはカスピ村というらしい。
建物とか、景色は普通の村だ。
建物とかは、、、。

Nb「なんで、俺ら睨まれてんの？」
Dt「しっ！理由があるんだよ。」
Fk「なんかあったのか？」
Ab「けっこう敵がきたみたいに見られてるね。」
Sk「かなぴーまん。」
Iw「とりあえず、誰か聞けそうな人に、、、あっあの人とかは？」

2列で固まりながら道の真ん中を俺たちは歩く。
そんな俺たちを村人は避け、そして睨んでいた。
睨んでいるというか、俺には若干怯えているようにも見えたが、、、。

Iw「ちょっと行ってみる。」
Ab「あっ、ちょ！！」
Nb「俺も行く！」

ヒカルの後ろを追いかける。
彼は少し先にいる川沿いに腰かけている青年の所に向かっていた。

Iw「あのちょっと！！！」

ヒカルは大きめの声でその青年に声をかける。
とどいたのか、青年はこちらを振り向いた。
しかし、反応は思っていたものと違った。
彼は威嚇するかのような形相で俺らをみつめた。
俺はその場にとどまりそうになった。

lw「ハァハァ、、、。」
Nb「あの、、、さ。」

俺たちは彼の元へたどり着く。
目の前の青年は変わらず眉間に皺をよせた形相で、俺たちを見ていた。

？「なんや。」

口を開いたと思えば、少し訛りの強い言葉が飛び出す。
俺にとっては初めてのことだ。

Iw「俺たち旅をしてるんだ。それである場所に向かってて、そこにいくにはここを経由しないといけなくて。」
？「たび、、、？」
Nb「あぁ、俺はジャマスティエスから来た。」
？「ッ！！！」

「しまった。」と思った頃には遅かった。
俺の言葉に彼は過敏に反応し、すぐ腰に携えていた短刀を抜いた。

Iw「なにしてんのさ！ショウタ！」
Nb「はぁ！？俺何もしてない、、、！」
？「なんのようや！なにしにここにきてん！！」

彼は手を震えさしながら、俺たちに短刀をむける。
やはり、怯えてるという言葉は間違っていなかったのかもしれない。

Nb「と、とりあえず、俺たち何もしないよ！」
Iw「あぁ！害はない。」

俺たちはなんとか、落ち着かせようと行動を起こす。
しかし、無意味だったようだ。

？「ッ！！」
Iw「あっ、、、。」
Nb「、、、。」

彼は、俺たちを背に一目散に走っていった。
ヒカルと俺はどうすることもできずに立ち尽くした。

Iw「なんなんだ、この村は。」
Nb「不思議。」

俺たちは諦めて、みんなの元へ足を進めた。