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悲痛な声が鳴り響く。
こんな取り乱したアベを見る日が来るとは思ってもいなかった。
サクマはずっとアベの背中をさすっている。
その顔は不安げだった。
Nb「アベ、、、。」
ハァハァと背中が上下に揺れている。
シーツには汗がぽつりぽつりと滲んでいた。
Fk「大丈夫か?アベ、、、。」
Ab「ふぅ、、、だっ、、、だいじょうぶ。」
Iw「いや、だいじょうぶじゃないだろ。」
Skr「、、、。記憶がないとは聞いていたが、魔法が植物じゃないとはどういう、、、。」
サクライさんはさっきフッカが言ったことを気にかけているようだった。
それはそうだろう。魔法が変わるなど聞いたことないのだから。
Ab「ごめん、みんな、、、一部分だけどわかったことがあるんだ、、、。」
Sk「え?」
Ab「ごめんね、サクマあのとき遊んでたのは俺。サクマはまちがってない、、、。」
Sk「ほんと!?」
サクマは目を開いた。
そして嬉しそうな顔をしたのち、コロッと神妙な顔に変化した。
その変化に俺たちはん?となる。
Sk「、、、なんで急にいなくなったの?」
Ab「それは、、、。」
Sk「僕らが8歳のとき、魔法士の村にロクマルファが突然現れたんでしょ?アベちゃんはその日からあの場所に来なくなったんだ。」
Skr「、、、魔法士の村から消えたのも同じときだ。」
Nb「アベがいなくなったことにはロクマルファが関係してる、、、?」
アベは顔を下に向ける
何も音がしないシーンとした時間がやってくる。
数秒後、アベは息を吸いぽつぽつと話し出した。
Ab「サクライくん、、、名前と一緒にいたことは思い出しました。ただ、そのときの思い出とかまだ思い出せなくて、、、。すみません。」
Skr「いいよ、全然。アベが無事ということだけで嬉しいから。」
Ab「ありがとうございます。」
「それ以降の記憶はちゃんと思い出せたんだ。」とアベは言う。ただ、その表情は固かった。
Ab「みんなには、言うべきかもしれない、、、。だから、言う。」
Sk「無理はしなくていいんだよ?」
Ab「俺が言いたいんだ、大丈夫だよ。かかえきれないんだこの真実が、、、。」
Iw「真実、、、?」
「俺は、、、。」とアベが話始める。
言われた過去は悲惨なものだった。
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オレンジ - 話の続きが気になる (2021年11月22日 20時) (レス) @page41 id: e2bcb6c633 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Afure | 作成日時:2020年11月7日 18時