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Nb「アベ、、、!?アベ!!」
Dt「どうした?ショウ、、、アベ!?」

頭を抱えながら、膝から崩れ落ちたアベ。
先ほど目を輝かせていたアベとは変わり、今は眉間にシワが寄り険しい顔をしていた。

Sk「と、とりあえず、、、休める場所、、あ、宿屋!ちょっと交渉してくる!」
Fk「俺、水かなんか買ってくるわ!」
Iw「症状見てくれる人探してみる。ダテさんもいい?」
Dt「あぁ、手伝うよ。」

俺とアベ2人を残して、4人はみんな別々の方向に向かっていった。
肩で息をし始めているアベの背中を俺は優しく摩ることぐらいしかできなかった。
なにが急に起こった?
俺の額に汗が垂れる。

Sk「ショウタ!おっけーもらったよ!!はやく、寝かせてあげよ!!」
Nb「おう!アベたてる?」

アベは小さくうなずく。
痛みに耐えているのか、目を強くつぶり、口はかみしめていた。
俺はそんなアベをゆっくりとなんとか立たせて、一緒に宿屋へとむかった。
受付はサクマが済ませてくれたようだ。
宿屋の主人はアベを見るとすぐさま部屋に案内してくれた。

Nb「アベ、寝かせるよ?」
Ab「、、、ごめん、、、。」

アベの額には俺の倍くらいの汗が流れていた。
先ほどよりは落ち着いたようだ。

Nb「なにが起きたの?」
Ab「、、、わかんない、、、けどなにか大事なことを思いだそうとしたのかも、、、。なにか大事なこと忘れている気がするんだ、、、。」

大事なことを忘れている、、、。
そういえば前に旅が自分のことを知れる機会かもしれないって話していたっけ。
ということは、この場所がアベにとって何か関係のある場所ということなのだろうか。
アベに再び目をむけると疲れ果てたのか寝息をたてていた。

Nb「大事なことを忘れているきがする、、、か。」

自分もそうかもしれない。
自分の親のこと全く知らないし、そもそもジャマスティエス王国が俺の出生地であるかもわからない。
これはアベとは共通している。
すこし、アベの気持ちが分かる。

Sk「アベち、、、あ、ねちゃったの。」
Nb「うん、疲れたみたいだわ。」

ダダダダダダッ

Nb「ん?」

階段を凄まじい早さでかけ上がる音が聞こえる。
この部屋は二階。
この部屋に向かってる3人かな、、、?
いや、それだったら、、、

バンッ!!

すごい勢いで部屋のドアが開く。
俺は驚きという衝撃で椅子ごと倒れた。

Sk「だ、、、だれ?」

目の前に居る人は知らない人、、、。
しかし彼は眠る彼を知っているようだ。

?「アベッ!!」

・→←第5章 真実の扉



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オレンジ - 話の続きが気になる (2021年11月22日 20時) (レス) @page41 id: e2bcb6c633 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Afure | 作成日時:2020年11月7日 18時

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