名前を付けるなら Akito.K (ページ42)

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「というわけで、現在独り身フリーでーす！」

桐『お前、うるさいわー(笑)』

突然、照史から連絡があり

報告も兼ねて電話をした

桐『恋人と別れた後とは思えんテンションや』

「まぁあれから少し時間たっとるしね

それに…」

桐『ん？』

「好きになれんかったんや、重岡くんのこと」

桐『…そうか』

重岡くんは悪い人やない

それでも好きになれんかったのはきっと理由がある

今はまだわからんけど

それが分かるようになればええなって

そう思っとる

「私はちゃんと自分が好きになった人やないと続かんと思うわ」

桐『なんや、ちょっと大人になったんとちゃいます？』

「これからはセクシーにいくんで」

桐『無理や、あきらめろ』

「なんやとー(笑)」

ほんま照史はええタイミングで連絡くれるよなー

こいつ実はエスパーなんとちゃうんか？

「ところで、なんか話したいことあったんとちゃうの？」

桐『あー…そうなんやけど』

「なんや？言いづらそうやな」

桐『今度いつこっち帰ってくる？』

「もうすぐ年末やし、その頃に帰るで」

桐『その時会って話さへん？』

「ええよ、照史はそれでええの？」

こいつ今すぐ聞いてほしかったんちゃうんか？

桐『おう、それでええねん』

「わかった、日にち決まったら連絡するわ」

桐『よろしくな、…そろそろ家帰らな』

そうや、こいつ今彼女と同棲しとったな

家帰るって今どこいるんやろか？

気になることはあったけど

今度会うたときに聞こ思って

電話を切った