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「別れてください」



私からこう切り出すのに時間はかからなかった

好きになるべき相手に

恐怖を抱いてしまったら

もう引き返せない




重「いつか、そう言われるんやろなって思っとったよ」

「え?」

重「このところ態度冷たかったし

オレのこと好きやないんやろうなって」

「ごめんなさい」

重「ええよ、むしろ気づいてて離してあげられんかったのはオレや」







不誠実な態度をとり続けた私を

怒りたかったと思うのに

重岡くんは最後まで優しかった




重「これからは元通り、中学同じのお友達として仲よくしようや」

「ありがとう」




今はまだできないけど

いつか思い出話として

一緒に話せる日が来るとええな



それまでは

さよならやな、重岡くん




初彼氏との恋人生活は

自分から終止符を打った

13→←11



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作者名:カモミール | 作成日時:2018年1月7日 18時

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