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大学、サークル、そしてアルバイト
ただでさえ忙しい生活を送っていたのに
さらに忙しい毎日になった
でも流星さんをはじめ、スタッフの皆さんが本当に優しくて
忙しさも気にならないほど充実した生活
アルバイトって楽しいんやな
なんて考えるようになるころには
すっかり恋愛というワードが頭から抜けていて
Shige今日の夜電話できる?
Shige忙しいんか?
Shige手が空いたら連絡してな
Aごめん、寝とって気づかんかった…
Shigeええよええよ、なんかあったかと思って心配になったわ笑
こんなやりとりも一度や二度やない
恋人なら、相手のために少しでも時間つくって
電話したり会ったりするのが普通なんやろうけど
疲れ果てた体で家に帰って
携帯放り投げて寝てしまう
こんなん彼女として、というか
女としてあかんよな…
重「おはよ！」
「えっ…？」
朝から講義やからと家を出ると
なぜか目の前に重岡くんの姿があった
「こない朝早くからどないしたの？」
重「最近全然会えへんし、電話もできんかったから
会いに来てもうた(笑)」
なんや、それ
「そうやったんか、でもごめんな
これから大学やねん」
重「わかっとる、ほんまに顔見に来ただけやから」
なんか、重い
「ほな行くわ」
重「またな！」
連絡もなしに突然家に来るって
恋人云々置いといて
人としてどうなん？
しかも一回しか来たことないはずやのに
家覚えとったんか
結構いりくんどるで、このアパート
なんか、怖い…
この日を境に
彼氏だった重岡くんは
恐怖の対象へと変わっていった
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作者名：カモミール | 作成日時：2018年1月7日 18時
