狭間 ページ42
そして…
週末の金曜日。
土日は恐怖の勉強会だ。←
気が重い…。
彼はまた人を殺していた。
ニュースで知る彼の恐ろしい諸行…。
彼は先日付き合ったばかりの女の子と一緒に登校してきた。
人を好きになるって事が分からない。
俺から愛情を向けることは無い。
そう言っていた彼は
なんだか彼女と親しげだ。
あれも表面上の付き合いだというのだろうか。
ますます本当の彼が分からない。
『テテ彼女出来た!?』
『またかよー。いつもお前ばっか!!ズルいぞ!!』
『おめでと!!ずっとテテが好きだったもんね!!』
クラス中がワイワイ盛り上がる。
彼女が可哀想だ。
10股かけられてるとも知らずに…。
イライラしてイヤフォンを
耳に差し込んで音楽を聴く。
連続殺人鬼をみんなが
チヤホヤして…
バッカみたい。
何がサイコパスよ!!
何が愛情を知らないだよ!!
何が殺しを止められないよ!!
あんな人っ…
さっさと刑務所でもどこでも
行けばいい!!
スポッ…
「ほんと…サイッテー!!!」
TH「……?おはー?」
あ……。
彼がいつの間にか私の席に来ていて
私のイヤフォンを耳から引き抜いていた…。
「あ…。おは…おはよ…。」
TH「誰が最低なの?許せない!!俺が殺してあげよっか?」
「…アハハ…。大丈夫。私が殺しとくー…。」笑
苦笑いを浮かべゆっくり席から離れる。
TH「Aちゃん!?何で離れるの?」
「いや…。そんなつもりはー…。」
なんだか彼が怖くなって…
バタバタバタバタ!!
TH「ああああ!?逃げたあ!!鬼ごっこ!?アハハハハハ!!」
逃げた。
廊下を生徒達が行き来する中を
私はとにかく走った。
JG「…あ、A。おは
「ごめん!!また後で!!!」
バタバタバタバタ!!
JG「……トイレ漏れそうなのか。」
なんとか彼を振り切り
屋上に逃げ込んでドアを閉めた。
「はぁっ。はぁっ。はぁっ。」
どうしてこんなに彼に会いたくないのだろう。
すごくすごくイライラしちゃう。
もうあの時のような
恋心なんて持ち合わせていない。
恐怖と、ちょっとした仲間意識の狭間で私の気持ちは揺れていた。
なのに…
彼女といるところを見ると…
私は…
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みかちょ - テテの画像めっちゃイケメン! (2019年3月31日 21時) (レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
ソニ(プロフ) - お話面白いです!でもグクの表記がJGなのが少し気になります( ; ; )でも!お話面白いです! (2018年5月30日 23時) (レス) id: 727854f791 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - お米ちゃんさん» ありがとうございます( ^ω^ )続きをもっと頑張って書きますんで、これからも読んでくれたら嬉しいですo(*⌒―⌒*)oまた、コメント待ってます!! (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - ふゆさん» コメントありがとうございます( ^ω^ )殺意ですか!?だ、誰に?!笑 大丈夫です。私もおかしいので。笑 ホントに嬉しいです(*^^*)ありがとうございます\(^^)/ (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
お米ちゃん - 面白いです!!続き読みたい( ^ω^ ) (2016年10月13日 17時) (レス) id: 7f5cca34a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒカリ | 作成日時:2016年5月30日 17時