狂気 ページ21
私は彼にそう怒鳴りつけて
走ってその場を去った。
走りながら涙が止まらなくて…
辛くて…
ずっと彼を見てきたから…
ずっと目で追ってたから…
あんな彼を知ってしまって…
すごくすごく辛いんだ。
すごくすごく悲しいんだ。
簡単に人を殺してしまう彼を
なんて可哀想な人なんだと。
そんな可哀想な彼を
誰も知らないという事…。
そして…彼の殺人を知っていながら
警察に言い出せないでいる…自分。
家に帰ると私は倒れるように
ソファに寝転んだ。
父｢こら。制服のままじゃないか。着替えなさい。｣
｢お父さん…。｣
父｢どした？」
｢学校…休みたい。｣
私の泣き腫らした顔を見たお父さんは察したのか…
父｢…休めばいい。元気になったらまた行きなさい。｣
それから３日間。
私は学校を休んだ。
自分の部屋でずっと彼の事を考えていた。
彼からもらったジュースを
眺める。
間接だけどキスしたジュースの味を思い出していた。
いつもよりおいしくて、甘かった。
｢…テヒョン君…。どうして…？」
彼を名前で呼んだことは１度も無い。
でも、ひとりの時は名前を言えるんだ。
犯罪心理学…。
この本を読んで本当に彼という人間が分かるのだろうか。
先生は彼をサイコパスと言っていた。
彼が先生を殺したのって…
自分の正体を探られたからじゃ…。
彼は自分の中に潜む狂気を
知られたく無かったんだ。
その時。
ガチャ…。
JG「お邪魔しますー。｣
｢え!?グク!?え!?｣
JG「様子見に来た。おじさん入れてくれたの。｣
｢あ、そうなんだ。ビックリしたぁ。｣
キョロキョロしながら
落ち着かない様子で部屋に入るグク。
ちょっと笑っちゃう。
｢狭いけど座って？｣
JG「全然狭くないよ。そんな。｣
｢いつも通りにしなよっ!キョロキョロしすぎっ!!｣
JG「部屋初めてだからなんか…。｣笑
｢プッハハハハ!!ウケる…。｣
JG「笑うなアホ。…ハハハっ。」
自然と笑顔になれちゃう。
グクの雰囲気。
そういえばグクもかなりモテるんだっけ…。
人見知りなところが女子に人気って聞いたことある。
JG「それより大丈夫なの？３日も休むとか初めてじゃん。｣
｢…まぁ…。ちょっと心労というかね。ハハハ。｣
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みかちょ - テテの画像めっちゃイケメン！ (2019年3月31日 21時) (
レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
ソニ(プロフ) - お話面白いです！でもグクの表記がJGなのが少し気になります（ ; ; ）でも！お話面白いです！ (2018年5月30日 23時) (レス) id: 727854f791 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - お米ちゃんさん» ありがとうございます( ＾ω＾ )続きをもっと頑張って書きますんで、これからも読んでくれたら嬉しいですo(*⌒―⌒*)oまた、コメント待ってます!! (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - ふゆさん» コメントありがとうございます( ＾ω＾ )殺意ですか!?だ、誰に？!笑 大丈夫です。私もおかしいので。笑 ホントに嬉しいです(*^^*)ありがとうございます＼(^^)／ (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
お米ちゃん - 面白いです！！続き読みたい( ^ω^ ) (2016年10月13日 17時) (レス) id: 7f5cca34a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒカリ
| 作成日時：2016年5月30日 17時
