人じゃない ページ20
彼はジュースのふたを開けると
私に渡してきた。
TH｢ん♪｣
戸惑いながら彼からジュースを
そっと受けとる。
TH｢大丈夫っ!!毒なんて入れてないからっ!!｣
そんなこと言われたら急に飲みたく無くなった。
ただ受け取って飲まずに黙っていると…
TH｢もぉ!!貸して!!｣
｢…あっ。｣
私からジュースを奪うと彼は
口いっぱいにジュースを含んだ。
そしてゴクンとジュースを飲んだ。
TH｢ほらね？大丈夫っ♪｣
ニコって笑って私にジュースを
戻した。
これ…間接キスになるじゃん。
TH｢このジュース美味いね!!｣
私はゆっくりジュースに口をつけた。
ゴクン…。
ナゼかいつもより甘く感じる。
｢…おいしい。｣
TH｢あ、あの本ね、カバンに入れておいたよ!!｣
…保健室に運んでくれて
コンビニまで走ってくれて
ずっとここに居てくれて
私…この人にお礼言わなきゃならない。
でも…
連続殺人犯にお礼を言うの？
お礼を言ってもいいの？
｢ご、ごめんね。…迷惑かけて。｣
ありがとうを言えなかった。
言ってはいけない気がしたんだ。
TH｢迷惑じゃないしー!気にしないでよっ。ね？」
｢…ごめんね。｣
私達は保健室を出て
帰ることにした。
やっぱり彼と二人は正直怖いけど
今は我慢だ。
TH｢あ、そーいえば、言っとくね？｣
｢…何？」
何か思い出したかのように
彼は淡々とこう言った。
TH｢倫理の先生、殺したから。｣
私は立ち止まった。
…ウソだ。
彼のウソに決まって…
すると彼はポケットから何かを取り出した。
腕時計…。
TH｢ほらっ。｣
腕時計を私に投げてきた。
受け取ると…
｢きゃああああああ!!｣
腕時計には血がベッタリとついていたのだ。
｢こ、これ…。まさか…。｣
TH｢先生の大事な腕時計〜。｣
本当に…先生は…殺されたの…。
｢どうして…っ。どうして!?｣
先生が…何をしたっていうの…。
｢どうして先生を殺したの!?答えて!!答えてよ!!どうしてこんなひどいことができるの!?あなたは…人間じゃない!!人間じゃない!!!｣
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みかちょ - テテの画像めっちゃイケメン！ (2019年3月31日 21時) (
レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
ソニ(プロフ) - お話面白いです！でもグクの表記がJGなのが少し気になります（ ; ; ）でも！お話面白いです！ (2018年5月30日 23時) (レス) id: 727854f791 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - お米ちゃんさん» ありがとうございます( ＾ω＾ )続きをもっと頑張って書きますんで、これからも読んでくれたら嬉しいですo(*⌒―⌒*)oまた、コメント待ってます!! (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - ふゆさん» コメントありがとうございます( ＾ω＾ )殺意ですか!?だ、誰に？!笑 大丈夫です。私もおかしいので。笑 ホントに嬉しいです(*^^*)ありがとうございます＼(^^)／ (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
お米ちゃん - 面白いです！！続き読みたい( ^ω^ ) (2016年10月13日 17時) (レス) id: 7f5cca34a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒカリ
| 作成日時：2016年5月30日 17時
