快感 ページ14
「ちょっと…。何で閉めるの?」
私はジリジリと後ずさりしながら
彼に問う。
TH「あの心理テスト…。ただの心理テストじゃ無いみたいだね〜。」
「…あなたの回答に…先生…。怖がってた…。何て書いたの…?」
TH「え?普通の事だよ!!どっか変だったかな〜?アハハ!!」
…放課後、先生にプリントを見せてもらおう。
TH「俺が書いたって言ったの?」
「あなたの名前は出してない…けど。」
TH「ふ〜ん。なら都合いいや♪」
彼が今、何を考えているのか
少し分かった気がした。
だけど、それはあまりにも自分勝手な考え。
彼にはそんなことどうでもいいのかもしれないと思った。
「あの…、もうみんなの前で…あーゆーの…やめてほしい。」
TH「あーゆーの?俺何かした?」
「だ、だから、私にかまうのをやめてほしいの!!」
TH「どーして?俺の事嫌いなの?」
「それは!!……き、きら…」
嫌いだ!!って言わなきゃ…。
ハッキリ。
じゃなきゃ終わらない!!
…でもっ。
言いたくない自分もいる…。
ずっと見ていた人なのに…。
いや…今の彼はもう私が見ていた彼じゃない!!
言わなきゃ!!…言わなきゃ!!
「あなたなんか…嫌い。嫌い!!」
振り絞るように私は腹から声を出した。
言っちゃった…。
静まり返る会議室…。
私は制服のスカートをぎゅっと
強く握りしめて彼を見れずにいた。
彼は…どんな顔…してるんだろ。
怖くて見れないっ。
するとゆっくり足音が私に近づいてくる…。
私…どうなるの!?
殺されちゃうの!?
足音は私のすぐ前でピタリと止まる。
ドクン…ドクン…ドクン…
彼は私の顎先を指でクイッと上げて
私を見てきた。
「…っ。」
TH「そんなに俺が怖いの?ん?涙浮かべちゃって…。」
「…っ。」
泣きそうになるのを必死でこらえた。
彼の目を真っ直ぐ見つめながら。
怖くない。怖くないと言い聞かせて…。
TH「今のその表情…大好きっ。」
「……っ。」
TH「めちゃくちゃ可愛いよ。」
怖くないっ…。怖くない。
怖く……。無い……。
いつの間にか涙が流れてしまった。
TH「あ〜…。泣いちゃった。可哀想…。涙拭いてあげるっ。」
「…っん…。」
彼の細い指が私の頬を撫でた。
2485人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかちょ - テテの画像めっちゃイケメン! (2019年3月31日 21時) (レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
ソニ(プロフ) - お話面白いです!でもグクの表記がJGなのが少し気になります( ; ; )でも!お話面白いです! (2018年5月30日 23時) (レス) id: 727854f791 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - お米ちゃんさん» ありがとうございます( ^ω^ )続きをもっと頑張って書きますんで、これからも読んでくれたら嬉しいですo(*⌒―⌒*)oまた、コメント待ってます!! (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - ふゆさん» コメントありがとうございます( ^ω^ )殺意ですか!?だ、誰に?!笑 大丈夫です。私もおかしいので。笑 ホントに嬉しいです(*^^*)ありがとうございます\(^^)/ (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
お米ちゃん - 面白いです!!続き読みたい( ^ω^ ) (2016年10月13日 17時) (レス) id: 7f5cca34a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヒカリ | 作成日時:2016年5月30日 17時