雨が降り私は歌う [KZ] (ページ23)

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#twenty two◇シリアス注意ページ23

新作作った(←)

そろそろポエムで整頓しようと思います(←)

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その記憶にあるのは真っ白な部屋だった

白い煙が広がり顔までは分からないが2人の幼い男女がいた

真っ白な部屋なのに赤い薔薇のような模様がダイナミックに広がっている

小さな女の子が小さな手で大量に溢れ出す涙を受け止めていた

｢悪くないなんて嘘だよっ！｣

ヒストレックに高い声を出し女の子は叫ぶ

｢全部悪いのは私だもんっ！！！｣

女の子は泣いていることを忘れているように叫ぶ

｢私さえいなければこんな事にはならなかったのっ！！｣

｢彩っ！！｣

最後の女の子な言葉に被せるように男の子は被せるように怒鳴る

女の子は言葉に詰まったらしくうっと言葉を残した

｢そんな事言ったらダメっ！｣

男の子は目を赤くして女の子にいう

｢言ったらダメでしょっ！！｣

女の子は男の子を見つめていたがまたわっと泣き出した

｢ごめんなさいっ！！ごめんなさいっ！！ごめんなさいっ！！｣

男の子は女の子を優しくぎゅっと抱きしめた

そしてまた白い煙がむくむくと広がり辺りを真っ白にする

『まってっ！！！』

私は男の子と女の子に向かって叫んだ

『お願いっ待ってっ！！』

男の子と女の子は私を方を見ると手首を振る

"ばいばい"

その短い言葉を私に伝えた

｢彩ちゃん？｣

私は現実に戻る

現実はもちろん女の子と男の子はいなくて

そらるさんがまだ目を赤くしたまま私を心配そうに見つめていただけ

『そら…るさん？』

そらるさんはコテっと首を倒しなに？と優しくとう

『私何か過去にあったの…？』

その言葉にピクリっと大きくまふさんが反応した

そらるさんも目を見開く

｢彩…思い出したんですか？｣

涙でぐじゃぐじゃになっていたまふさんがこちらを見る

その瞳は闇のように黒い何かがあった

『思い出した訳ではない…。でも私と同じ名前の女の子が泣いてたの』

隣にいた男の子はまふさんにもそらるさんにも見えた

でも女の子は私に似ていた

でも髪の色と瞳の色は違う

白い頭髪と赤い薔薇のような瞳だった

『ずっとずっと白い部屋で泣いてたの』

何故かそれが私にしか見えなかった

髪の色も瞳の色も違うのに

『過去の私に何かあったの？』