雨が降り私は歌う [KZ]

#seventeen ページ18

最近怖いのは隣から謎の男(多分隣の家族の父だと思われる)おぉいという声←


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以外とすんなりと終わった



｢えっと｣



彼方さん？が私の方に改めて向かう



その目はもう殺意なんてひとつもなかった←



逆に甘すぎるぐらい←



『はいどうしましたか？』



私はにこり



｢はわぁ彩可愛い…｣



｢まふ｣



｢はいすみません｣



なんかもうお笑いコント見たい…



彼方さん？がゴホンとわざとらしく咳払いをした



｢えーと彩ちゃん｣



はいっ！



｢彩ちゃんは"歌い手"って知ってる？｣



"歌い手"というワードに私は思わずビクリと肩を揺らす



｢彩ちゃん？｣



私は彼方さん？の目を見てやらかしたと思った



彼方さん？は何処か疑わしげに私を見つめていたからだ



私はフーと息をはく



そしてわざとらしく微笑んだ



『"歌い手"って言葉知っています。友達が話していました』



彼方さん？はしばらく私をジーとみていた



私もじーと見つめ返す



でもやがて諦めたらしくハーと息をつくとにこりと微笑んだ



｢それは話しやすいね｣



彼方さん？の目を見私はやっと和らぐことが出来た



｢唐突に言うね｣



ゴクリ




｢俺は｣




はい



｢俺達は歌い手なんだ｣




私は目をぱちくり



あわわまふさん達歌い手…なのっ！？



彼方さん？は私のリアクションにクスリと笑う



ムッ



｢俺は歌い手のそらる｣



そらるさんっ！




｢でっまふは歌い手のまふまふ｣




まふまふさんっ！



まふさんはトロンとしていたが私の目線にきずきシャキンと背筋を伸ばした



｢それで彩っ！｣



『なんでしょうか？』



｢唐突ですがっ！｣



まだ何か…？



｢僕達の仲間になりませんか？｣



私は首を横にコテ



仲間…？



私はそらるさんに助け舟を求める



さすがそらるさん私の目線に直ぐに気が付きにこりと微笑んだ



私は思わずポッ



カッコイイ…



｢まふまふが言いたいのはね｣



ふむふむ




｢彩ちゃんも歌い手にならないか？って言うことだよ｣

#eighteen◇シリアス注意→←#sixteen

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