私を殺してください。 (ページ26)

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手紙ページ26

【仲良くしてくれたみんなへ

いきなりでごめんアル。在り来りの言葉で言うのなら、私はもうこの世界にはいないのでしょう。
私は、日逃病という病気で、ずっと病院生活を送っていました。
でも、余命があと一年と宣告されて、楽しい一年を送ることを決意し、いとこの銀ちゃんが通う銀魂高校にやって来ました。みんな、とても優しくて、明るくて、毎日が楽しかったです。ありがとう。】

【姉御へ

私に一番最初に声をかけてくれたのが姉御でした。
責任感があって、お姉さんみたいに優しくて、私の憧れでした。
姉御は将来、保育士になりたいそうですね。きっと姉御ならなれると思います。
雲の上から見守っています。大好き！！！】

【そよちゃんへ

そよちゃんは一番最初、この学校に来た時にたくさんのことを教えてくれました。クラスの場所、食堂の使い方、気になる男のハートの射止め方など。とっても嬉しかったです。そよちゃんは、お金持ちでお見合いとかあるかもしれないけど、でも、絶対にそよちゃんを大切にしてくれる人と結婚してね。
そよちゃんも大好き！！！！】

【ゴリへ

ゴリは、いつもは変態ストーカーだけど、困っている時は一番と言うくらい力になってくれました。
姉御との結婚式、呼んでね。大切にしろよ。警察になる夢、諦めないでね。ありがとう！！】

【トシへ

トシは、怖い顔して意外と優しかったですね。両手が塞がっている時傘を持ってくれたり、日が当たらないようにさり気なくカーテンを閉めてくれる、とってもとっても優しい人でした。
ゴリと一緒に警察官になって、地球の平和を守る、かっこいいトシで居てね。頑張れ！応援してる！】

ノートには沢山の人へのメッセージが書いてあった。
沖田のは、なかった。