16･お酒組 ページ16
その後暫くは気まずくてあまり話せなかったものの、話題が逸れていくにつれ、気にせず盛り上がっていた。成人組のお酒も止まらず、バネッサさんは完全に潰れている
ﾔﾐ｢そろそろお開きにすっか！馬鹿野郎共、ちゃんと片付けとけよ！｣
ﾏｸﾞﾅ｢お任せ下さい！ヤミさん！｣
団長のその言葉にこの食事会も終わりを告げる。酔っ払った人達を運ぶ組と、片付け組にわかれる。私は隣で座ったまま船を漕いでいるフィンラル先輩を運ぶ。向こうで盛大にお皿を割ったアスタ君をゴーシュ先輩が怒鳴る声が聞こえるが、まぁ大丈夫だろう。トントンと肩を叩いてみたけれど、反応は無い
『フィンラル先輩ー？取り敢えずここ外なんで、アジトまで移動しますよ！手を貸しますので、ほら！』
ﾌｨﾝﾗﾙ｢んぅ？｣
なんとか動いてくれたものの、まだ目は瞑ったまま。肩を貸し、ゆっくりと歩いていく。ほんのりとお酒の匂いがして、未成年の私には初めての匂いに驚いた
お酒ってこんなにきつい匂いなんだ
なんとかいつの間にか壁が直っているアジトに着くと、ソファーに座りタバコを咥えたまま新聞を読むヤミ団長。彼もかなり飲んでたけどあまり酔っていないらしい
『団長、フィンラル先輩の部屋ってどこですか？』
ﾔﾐ｢今日は廊下の一番奥｣
『今日？…分かりました。ありがとうございます』
"今日は"という言葉に違和感を覚えたが、言われた通りの部屋まで運んでいく。途中先輩のありがとねぇ〜という言葉にあいずちをうちながら歩いていくと、言われた通りに廊下の一番奥に部屋への入口が見えた
『失礼します……』
中に入ると、案内された私の部屋よりも広いそこは、アジトの外見からは想像もつかないくらい綺麗に整っていた。ベッドは丁寧にシーツが引いてあるし、窓際には花も置いてあった。そして光が届くであろうところには作業用の机も置いてある。周りを見渡しながらも彼をベッドに寝かせた
『お水持ってくるので、少し待っててください。その間に皺になったら大変なので靴とかローブ脱いでてくださいね』
返事は聞こえないが起きてはいるし、大丈夫だろう。部屋から出ていき、食堂で水の入ったボトルとコップを持ってくる。一応ノックをし部屋に入ると、床に靴が置かれているが、そこまでで力尽きたのかベッドの縁に足を投げ出したまま横たわっていた
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くすさな(プロフ) - kuroさん» 私の中でフィンラル先輩は可愛いとカッコイイを併せ持つ完全体です(笑) (2019年11月19日 3時) (
レス) id: 0a10432dc2 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - うぁぁぁぁぁ!!(〃ω〃)フィンラル先輩かっこよすぎかよ！そして可愛いなー！ (2019年11月17日 20時) (レス) id: f9572c4e12 (このIDを非表示/違反報告)
くすさな(プロフ) - 鈩さん» ありがとうございます(´∀`) (2019年11月16日 20時) (レス) id: 0a10432dc2 (このIDを非表示/違反報告)
鈩 - 好きです！ (2019年11月15日 7時) (レス) id: 4f2f6e9221 (このIDを非表示/違反報告)
くすさな(プロフ) - フィンラル先輩やっぱかっこいいッスよね......... (2019年11月10日 2時) (レス) id: 0a10432dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くすさな | 作成日時：2019年10月31日 1時
