検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:19,118 hit

理由22 ページ26

サヤsaid

髪を乾かしている間は玄師くんの顔が正面から見える。
なんか、新鮮だな。

髪を乾かしてもらっている途中で気づいた。
玄師くんも髪が濡れていることに。


玄師「うん。乾いた」

サヤ「玄師くんありがとう。次は私が玄師くん髪乾かすね。風邪の原因になるし」

玄師「僕と同じ事言ってる」

サヤ「良いから変わって」

玄師くんをソファに座らせると私はドライヤーのスイッチを入れて髪を乾かし始めた。
濡れているからか玄師くんがいつもより少し大人びて見える。


玄師「こうやって髪を乾かし合うのも悪くないかもね」

サヤ「そうだね」

玄師「さっきも思ったんだけどサヤって結構睫毛長いね」

サヤ「え?…玄師くんも長いと思うよ?」

玄師「そうかな?」

髪を乾かす時に少しだけ両目が見える。
その時の目が綺麗でやっぱり好きだなって思う。
…好き?


サヤ「玄師くんの目って綺麗だね」

玄師「え?僕の目が?」

サヤ「うん、私は玄師くんの目とても綺麗だと思うよ」

玄師「…そんな事サヤくらいにしか言われないよ。僕、目付き悪いから」

サヤ「そんな事ないと思うけどな。私は好きだよ?」

そうして話しているうちに髪が乾いた。
話している途中で何度か玄師くんが目を見開いたのが分かった。
少し泣きそうだった事も。


玄師「あんまりこういうの慣れてないから不思議な感じがする。サヤの目も綺麗だと思うよ」

サヤ「…うん。ありがとう」

玄師「サヤは優しいね」

サヤ「思ってる事を言ってるだけだよ」

そう言うと玄師くんは少しだけ笑って机に置いてあるポンジュースをまた一口飲んだ。
私はドライヤーを片付けて玄師くんの隣に座って同じくポンジュースを飲んだ。

理由23→←理由21



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Tomo(*´∀`)(プロフ) - 現代に戻ります (2018年5月15日 17時) (レス) id: 7f50799304 (このIDを非表示/違反報告)
Tomo(*´∀`)(プロフ) - そろそろ終盤に差し掛かってきた (2018年5月14日 18時) (レス) id: 7f50799304 (このIDを非表示/違反報告)
Tomo(*´∀`)(プロフ) - 打上花火ですね。 (2018年5月13日 12時) (レス) id: 7f50799304 (このIDを非表示/違反報告)
Tomo(*´∀`)(プロフ) - 久しぶりです。昨日からまた書き始めました。良かったらコメントお願いします。励みになります。 (2018年5月13日 11時) (レス) id: 7f50799304 (このIDを非表示/違反報告)
Tomo(*´∀`)(プロフ) - 打上花火を少し重ねています (2018年3月17日 9時) (レス) id: 13f8a09a65 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Tomo(*´∀`) | 作成日時:2017年6月8日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。