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オンジョ「よかったらこれにメッセージを残して。」
スヒョクにビデオカメラを渡した。
スヒョク「俺は何も言うことない。学級委員長は?」
スヒョクがナムラに聞いた。
ナムラは何も言わず首を横にふった。
オンジョ「…信用してるから。手を解いてもいいよ。Aも向こうで心配してるよ。」
オンジョは戻って行った。
2人は離れて座っているAを見た。
ナムラ「…。」
スヒョク「…っ。」
ナムラ「どうして私の手を縛ったりしたの。」
スヒョク「みんなが怖がるから。」
ナムラ「スヒョクは怖くないの。」
スヒョク「うん。Aも怖がってなかったろ。」
ナムラ「っ、、、。なんで。」
スヒョク「ただ、怖くないから。それにAの親友だろ?死なせたらあいつがどうなるか、、。」
スヒョクは1人で落ち込んでるAをみて言った。
ナムラ「さっき噛みつきたいって言ったでしょ。」
スヒョク「いいよ、もう言わなくて。」
ナムラ「夢の中にいるみたいだったの。スヒョクはなんだかいい匂いがして。」
スヒョク「どういう匂い?」
ナムラ「よくわからない。これまで嗅いだことがない匂いだった。とにかくあなたを食べたいって思った。無性に噛みつきたいってなった。噛みついて食べちゃえって。それしか頭になかった。そしたらあの子の声が聞こえたの。」
ナムラはAみて言った。
ナムラ「Aの声で我に返った。またAを悲しませるとこだった。いつAに告白するの?」
スヒョク「わかんない。あいつも気になるやつがいるって言ってた。」
ナムラ「こんな時だからこそ早く気持ちを伝えなきゃ、後悔するよ。好きなんでしょ?Aのこと。」
スヒョク「あぁ。だから何がなんでも生き残らないといけない。学級委員長もあいつも。あいつをゾンビになんて絶対にさせない。」
ナムラ「死ぬ前に知れて良かった。」
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kana - めっちゃ面白いです!続き楽しみにしています! (2022年3月31日 23時) (レス) @page17 id: 0bdc726c7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むーさん | 作成日時:2022年3月31日 23時