今、私たちの学校は 2 (ページ22)

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ゾンビたちは音が鳴っているスピーカーの方へ走っている。

デス「ハダス。行こう。」

スヒョク「ちょっとまって。」

上の窓から覗いたスヒョクがいった。

デス「なんだよ。」

スヒョク「まだ、一人いる。」

デス「え？」

デスは扉に貼っている紙を剥がし廊下をみた。
ゾンビが通りすぎるのを確認して

デス「今度こそいくぞ。」

と言った。

ウジン「行こう。ゆっくり行って。」

ジュニョンは女子たちを先に行くよう手招きした。

ウジン「左を見ろ。」

デスとウジンは扉を開け左を見たあと右も確認する。
急に二人は腰を抜かすように床に座り込んだ。

ウジン「閉めろ閉めろ閉めろっ。」

再度、扉を閉めた。

A『どうしたのっ。まだいた？』

デス「やべぇ、死ぬとこだった。お前居ないって言っただろ。」

スヒョク「居ないだろ。」

デス「まだ、一人残ってる。見てみろ。」

デスに言われスヒョクは確認した。

スヒョク「どうする。」

デス「あいつ、、なんかおかしくないか？」

ウジン「お前ほどじゃない。」

デス「うるせぇ、黙れ。」

ウジン「ごめん。」

デス「みんな音につられて行ったのにこいつだけ残ってんだ？」

スヒョク「聞こえないのかな。」

ウジン「死んでるから聞こえなくて当たり前だろ。」

デス「でも他の奴らはスピーカーに群がってる。」

スヒョク「クソっ。なんでかな。」

廊下にいるであろうゾンビについて3人で話していた。

A『みんな、音に反応するゾンビじゃないんだね。』

ナムラ「うん。」

困ったように二人は顔を見合った。

スヒョク「待て。待機しよう。俺が見張る。」

しばらく廊下を何回かみるがゾンビは動かないようだ。

スヒョク「これ以上待てない。みんなを連れて背後を通りすぎよう。俺が後ろをカバーするから。」

デス「わかったよ。」

ひと息ついて答えた。

スヒョク「外に出よう。」

スヒョクはみんなの顔をみて言った。