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ナムラ「ねぇ、考えてみた事ある?」
スヒョク「なにを?」
ナムラ「世界中の人が私たち以外みんなゾンビになったらって。」
スヒョク「まさか、、。」
ナムラ「もし、そうなったら、、」
スヒョク「ないよ。」
ナムラ「人間は少数派になる。少数派はいずれ必ず絶滅することになる。」
スヒョク「絶対そんなことない。」
ナムラ「もし、そうなったら?そういう状況に耐えられる?」
スヒョク「わからないけど、ゾンビにはなりたくない。自分じゃなくなるから。そしたら、、、Aがわからなくなる。Aを誤解させたままだから。ちゃんと気持ち伝えたい。」
ナムラ「そっか、、」
と嬉しそうに答えた。
ナムラ「もし私が噛まれたらお願いがあるの。」
スヒョク「やだ。噛まれるな。」
ナムラ「万が一よ。」
スヒョク「ダメだ。絶対に噛まれるな。死ぬなんてこと考えちゃダメだ。お前を失ったらAが悲しむ。これ以上Aが壊れて行くのを見たくない。」
スヒョクはAと仲良いのいいナムラが死んだら、、と考えAの心配をした。
2人が話してるのをAは視線を落とし聞いていた。
A『、、、。(盗み聞きしゃダメだっ。やっぱりスヒョクはナムラのことが好きなんだ。私なんかっ、、)』
しばらくして、ジュニョンとオンジョが戻ってきた。
ジュニョンがドローンに"助けて下さい。放送室にいます"と書いたメモを貼り付け足りなかった部品を取り付けて行く。
デス「どうだ?行けそ?」
ウジン「行けるだろ。」
ジュニョンが試しにドローンを動かした。
デス「ビビるだろ。すげぇ、スピードでるな。」
ものすごい速さで動くドローンにみんなが驚いた。
ジュニョン「チョンサンを見つけたら外に飛ばしてみよう。救助隊を探して前に着地させる。」
デス「おっけ、オッケー。」
ナムラ「ちょっと待って。人は絶望したと悟った時に本当の絶望に落ち入る。」
ナムラがオンジョを見ていった。
デス「いい言葉だ。どういう意味?」
ナムラ「私たち以外がみんなゾンビになっていたとしても絶望するのはやめよう。」
デス「あーぁ、そういう意味ね。」
オンジョ「委員長。計画的に動くのも大事だけど私たちみんなあなたみたいに賢くない。人って感情的に動くものでしょ。」
ナムラ「災害時のときは論理的に動いた方がいい。」
オンジョ「今は論理とかより希望を持つことが大事じゃない?」
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kana - めっちゃ面白いです!続き楽しみにしています! (2022年3月31日 23時) (レス) @page17 id: 0bdc726c7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むーさん | 作成日時:2022年3月31日 23時