サイコパス女の日常【銀魂】

第四十一話 ページ44

沖田side




貴「…言うね、あんたも」





沖「あァ？」





…表情が読み取れない。うずうずする。



まずなにを考えてるのかわからねぇ。








何かが違う。いや、元々こいつはこんな感じだが



こいつを見てるとよくわからない感情が湧いてくる。






楽しいとか、嬉しいとか、恋とか




そんな甘ったるいもんじゃねェ。







恐怖心や怒りでもねェ。








ただただ、寒気がする。









それだけ。









俺が今まで見てきた伊牟田じゃなくて





女のAでもなくて









どう表していいのかわからないが









…取り敢えず、俺の知ってるAじゃねェ。









貴「あんさ、別に勝ち負けとかどうでもいいんだよ。

まああんたらは体育祭に出たこともない私に言われたくはないんだろうけど。
私は高校最後だからってこだわる理由もないから。

それと、沖田だってこのルール知ってるでしょ？

棒倒しは、仲間の誰かがしくじると全体に支障が出る。たった一人でも。

いくら最強のz組でもそんなことになったら一気にお終い。

…あんたが今の状況で私に怒りをぶつけたってことは


別に勝つても負けてもどっちでもいいってことでしょ？」







何言ってるのかわからない

なんでそんな答えに辿り着くのか。

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