サイコパス女の日常【銀魂】

第二十一話 ページ23

妙side





貴「近藤は別にそんな悪いやつじゃないよ」








妙「え？」





一瞬、Aちゃんが何を言ったのかわからなかった。




いつも、私が言うと彼女も近藤さんの愚痴を話していたから。





貴「確かにストーカーなんてしてる近藤も悪いと思うよ。でも






思えばそんなストーカーとか、本物のストーカーと比べりゃめっちゃいいストーカーだよ？




私的にはそんなに妙のことを思ってる人なんてこの世に近藤くらいだと思うけど。

だって、何回もあいつ妙のこと助けてるじゃん？自分を見殺しにしても」




妙「でも、さすがに家まできて私の周りをいつもいるのは可笑しいんじゃないかしら？」









そんな当たり前なことぐらいわかるわよ……


貴「……近藤が、わざとでも、偶然でも、妙に怪我をさせたことある？

ないよね？なんだかんだ言って逆に護ってるよね？

そんな奴をゴリラストーカーだなんて。私には考えられないね」






妙「Aちゃん？自分の言ってることわかってるの？


それと、私の言ったこと真に受けてるの？

どっちにしろたまったもんじゃないわね。」



少しカチンときたから

ごめんなさいね






新「ちょっ、姉上…Aさん……」





貴「妙、これから近藤の見方を変えたら？

少しは変わって見えるんじゃない？








私は…妙のことを思っていってるんだよ……」









……そんな目で見られても今じゃあなたのこと誰だって信じられるわけないわ…





だって……





妙「……Aちゃん？

目がドス黒いけど、大丈夫かしら？」









あの時と同じ目をしてたから。

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