明日、人生が終わるなら。2 (ページ13)

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「 …じゃあっ！
もう大丈夫だよね？言い残したこととかない？」

「うん、もう大丈夫だよ。すっきりした」

「よし！じゃあまた明日ね～」

「気をつけて帰ってね」

顕嵐くんが見えなくなるまで見送り、
寒くなってきたから急いで家の中に入った。

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「さあっみい…うおっ」

「あ、おかえり姉ちゃん。
遅いから外出てみようと思ったけど…よかった」

そんなに長時間外いたっけ？

…まあそれなりの時間になるか、
あんだけいろいろ話してたんだから。

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「 …あ、忘れかけてた。
明日お母さんの荷物届けに行くけど、涼も行く？」

「お母さんの荷物？どこに届けに行くの」

「え、病院に決まってんじゃん」

「は、病院？」

涼のリアクションを見て、
まだ涼には伝えていなかったことに気づく。

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「言ってなかった…か…、？
あのね涼、今日のお昼ぐらいに____ 」

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「え、ほんとに言ってる？」

「ほんと。こんなとこで嘘つかないよ笑」

私がこの話をしたら、
涼は即明日俺も病院行く！と言い出した。

…なんだかんだ言って涼、お母さんっ子だしな

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にこにこしながらテレビを見る涼をよそに、
私はお母さんの荷物をまとめはじめた。

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