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あれからどのくらい時間が経っただろうか。
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手術中の赤いランプが消え、
手術室からは病院の先生が出てきた。
「 ご家族の方でいらっしゃいますか？ 」
「 は、はい！そうです 」
「 娘さん…ですかね？ 」
私が頷くと、先生は少し微笑んで 話を続けた。
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「 まず…手術は成功しました 」
「 よかった… 」
「 …ですが、これからが問題です
容態が悪化すれば、死に至ることもあり得ます 」
これから、と言われてもあまりピンと来なかった。
ただただ、お母さんが生きていることが
この時の私にとっての救いだった。
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「 しばらく入院していただく形になりますので、
そこの所はご理解とご協力をお願いします 」
「 …はい。ありがとうございました！ 」
お母さんにまた会える。
ごめんねとありがとうを伝えられる。
それだけで、なぜか私の心は軽くなった。
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作者名：れんこん | 作成日時：2017年1月31日 14時
