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小さな愛 ページ10

靴を履いて,太輔くんが持ってくれてたカバンを受け取ろうと振り向いた。

「太輔くん,ありが・・・」


言い終わらないうちに…

伸ばしてた腕を引き寄せられて太輔くんの腕の中にいた。


頭に添えてくれてる手が優しい。



「今年は,本当にありがと。


出逢ってくれてありがとう。」


少し低い優しい囁き声が耳元に響く。



「太輔くん・・・

私こそ本当にありがとう。」


太輔くんに出逢えたから,

平凡で単調な毎日が鮮やかに色づいたんだよ。



もう1度…誰かを好きになる気持ちを持てたんだ。



「なんか…ちゃんと言っておきたくて」

そう言うと,ちょっと照れた様な優しい笑顔で1度だけぎゅーってしてくれた。




ねぇ,太輔くん。



笑うかもしれないけど,


私,太輔くんが側にいてくれたら,
どんな事だって乗り越えていける気がするんだよ。



朝の冷たい空気の中,胸を張って駅へと歩き出した。



胸には小さな愛がキラキラと輝いてる。

.+:。大変ご無沙汰しております.+:。→←次の約束



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設定タグ:キスマイ , 藤ヶ谷太輔 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:chie | 作成日時:2017年8月9日 1時

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