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頼りない肩 ページ1
隣で太輔くんは,小さく欠伸をしている。
連日遅くまで仕事だもんね。
「眠そうだよ。寝なくて大丈夫??」
「んー,大丈夫だよ。Aは明日は?」
「明日も仕事だよー。」
忘れてたかったけど,
そうです。明日も仕事なのです。
「そっかー。Aも仕事か。」
太輔くんは,うーんって腕を前に伸ばして小さく息を吐くと,
私の肩にちょこんって頭を乗せてもたれてきた。
「太輔くん?」
「ちょーっと眠たい 笑」
小さく笑ってニコニコしながら,目をつむってる。
「もしかして,
ちょっと甘えてる?笑」
太輔くんの普段見ないカワイイところに
胸がキューってなってしまう。
「甘えてません」
そう言いながら,目をつむってるけど,頬と口元がちょっと笑ってる。
「甘えてるっ。 笑」
いつものしっかりと私を引っ張ってくれる姿じゃないこんな一面も,
たまらなく愛しくて,
反対の手で小さくよしよしって彼の頭を撫でた。
こんな頼りない肩でも,
太輔くんが休まるならたまには甘えてね。
静かで優しい時間。
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作者名:chie | 作成日時:2017年8月9日 1時