彼の仕事 ページ9
「Aさん，あんまりテレビとか見ないの？」
2人のやり取りを聞いていたマスターも少し驚いた顔で聞いてくる。
「あー…朝，出勤して21時〜22時過ぎまで仕事してて，帰ったら23時近い時も多くて。
疲れて帰ってニュースをチラリと見るくらいなんですよねー。
ドラマとかバラエティーとか全然で！苦笑」
後はお風呂に入って死んだように寝てます。
えぇ。女子として終わってますよ。
私は髪を触りながら，面目無いって感じで笑った。
「Aさんらしい(笑)」
マスターが眉をちょっと寄せて笑う。
あんまり褒められてる気はしないんですが？
「ホントに知らないの？
彼，タレントさんだよ。」
「タレントさん？！」
びっくり。
「Kis-My-Ft2のメンバーだよ。」
「へ、へぇー。そうなんですかー。」
ご，ごめんなさい。
あんまりよくわかってないです，私。。。
私はクルクルっとスプーンをカップの中で回した。
「マスターはご存知だったんですか？」
「えぇ。でも，お客さまですし，
ゆっくり過ごしに来られてるだけですからね。」
静かにグラスにお酒を注ぐマスター。
さすが。
だからこのお店の素敵なところ。
彼がどんな仕事をしていたって，ここで過ごしている間は自分の時間な訳だし，私と何も変わらない。
席に戻ってきた藤ヶ谷さんは，私とマスターを交互に見た。
「もしかして…マスター，答え言っちゃったの？」
「何にも聞いてませんよ〜」
私は何も変わらずニコニコと答える。
「えぇ。Aさん，家にテレビないんですって」
澄ました顔で言うオーナー。
「違いますよ〜，壊れてるんです！」
ふざけて答える。
藤ヶ谷さんは何か察した顔で，でも，ちょっと嬉しそうな顔をした。
「もしかして未だにブラウン管テレビのまま？！」
藤ヶ谷さんも冗談を言って返してきた。
「ちょっとお二人とも私をバカにしてません？いじりたいだけでしょ〜？」
私がもぉー！って顔をすると，
藤ヶ谷さんはコホンと咳をして，腕を組んでた右手を口元近くにして可笑しそうに笑った。
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鈴奈(プロフ) - 夜が明けるまでキュンキュンで泣いちゃいました！パスワードになってる5も是非見たいのです！ (2016年2月19日 17時) (
レス) id: 393967b0a1 (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - 沙織さん» 沙織さん★コメントありがとうございます^ ^全シリーズ読んで下さってとっても嬉しいです(*^^*)しばらくの間，公開を休止しています…>_<…皆さまに読んで頂けるかなと思ったら，また公開しようと思ってます。その時は，また遊びに来て下さいね(*^^*) (2015年12月17日 8時) (レス) id: 69a9d75286 (このIDを非表示/違反報告)
沙織(プロフ) - 夜が明けるまで全シリーズ読ませていただきました！ヒヤヒヤする部分もあればうっとりする部分もあって読みがいがあります！なので5シリーズのパスを教えていただきよませていただきたいです！よろしくお願いします！！ (2015年12月12日 0時) (レス) id: b29213c1cd (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - 由貴さん» 由貴さん★コメントありがとうございます♪♪(*^_^*)私もたいぴー大好きです(つω`*)今後ともよろしくお願いします♪ (2015年9月9日 0時) (レス) id: 69a9d75286 (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - こんばんは凄く良いですね!!続きが気になります!!太ちゃん大好きです♪ (2015年9月8日 21時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chie | 作成日時：2015年8月22日 23時
