ジャスミンティー ページ33
あなたのご主人様は
どう思ってるのですかねー
待受のベルちゃんをぼんやり眺める。
コトっ。
目の前に温かいジャスミンティーが置かれる。
「ありがとうございます。」
顔を上げてマスターにお礼を言う。
「ごゆっくり。」
マスターはにっこり。
マスターはわかってる。
ひとりでぼんやりしたい時は察して,そっとしといてくれる。
相手の言ったこと,したことに,
意味を考え始めると
ぐるぐると答えの出ない迷路に迷う。
こっちは,ひとつひとつに意味を求めるけど
究極 意外と相手は何も考えてなかったりする。
太輔くんも深い意味はないのかもしれない。
そう思う方が…自分自身も気がラク。
マスターの淹れてくれたジャスミンティーは
ゆっくりと気持ちを鎮めてくれるみたい。
「マスター,ジャスミンティー美味しいです♡」
両肘をついてカウンターに少し体を前に預けて声をかける。
「それはよかった。ここのジャスミンティーは美味しいんですよ。少し分けてあげようか?」
マスターはお洒落なお茶の缶を見せてくれた。
「へぇーかわいいー!え?いいんですか?!お金払います!」
缶のパッケージを色々見てると
「こないだ言ってたゴハンの話はどうなりました?」
と,いきなりマスター。
うっ…そこ,ストレートに突いてきますか。。。
「その話ですか?苦笑。
お誘い受けましたー(笑)」
あはは〜って笑うしかない。
「いいじゃないですか!
楽しんで来て下さいね。」
もうニヤニヤしてるじゃん。。。
しかも私が行くって返事した前提になってるし!
「言葉通りに,取ったらいいんですよねー」
自分に言い聞かせたくて,マスターからの肯定を求める。
「んー,そうですよ。」
何?その溜めはっっっ。泣。
「え?」
私が驚いた顔をしたら,マスターは,あははって笑う。
「いやぁ(笑)Aさんが,余りにもそうじゃなきゃいけない!って言い聞かせようとしてるから 笑」
バレバレでしたか。
「僕からしたら,もっと素直に受け取ればいいのにって思いますよ。
お相手もAさんといて楽しいから誘ったんだと思うけどなぁ。」
マスターは腕を組んだまま苦笑してる。
「Aさん自身も素直になればいいのに」
ニヤリと笑う。
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鈴奈(プロフ) - 夜が明けるまでキュンキュンで泣いちゃいました!パスワードになってる5も是非見たいのです! (2016年2月19日 17時) (レス) id: 393967b0a1 (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - 沙織さん» 沙織さん★コメントありがとうございます^ ^全シリーズ読んで下さってとっても嬉しいです(*^^*)しばらくの間,公開を休止しています…>_<…皆さまに読んで頂けるかなと思ったら,また公開しようと思ってます。その時は,また遊びに来て下さいね(*^^*) (2015年12月17日 8時) (レス) id: 69a9d75286 (このIDを非表示/違反報告)
沙織(プロフ) - 夜が明けるまで全シリーズ読ませていただきました!ヒヤヒヤする部分もあればうっとりする部分もあって読みがいがあります!なので5シリーズのパスを教えていただきよませていただきたいです!よろしくお願いします!! (2015年12月12日 0時) (レス) id: b29213c1cd (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - 由貴さん» 由貴さん★コメントありがとうございます♪♪(*^_^*)私もたいぴー大好きです(つω`*)今後ともよろしくお願いします♪ (2015年9月9日 0時) (レス) id: 69a9d75286 (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - こんばんは凄く良いですね!!続きが気になります!!太ちゃん大好きです♪ (2015年9月8日 21時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chie | 作成日時:2015年8月22日 23時