輝くダイヤと優しい日々

あけぼっち Ki ページ22

遠くから藤ヶ谷の声がする。

なんだか、少しだけ息が上がってる？

「…ん、な、ど、どーした…」

さすがに、なかなか頭が覚めない。

藤「…きたやま、なんか、熱くて…」

肩を揺さぶる手が確かに熱い。

その手を掴もうと、

瞼を閉じたまま、自分の肩に向かって手を動かした。

藤「…ん、あっ…」

宙を彷徨う様に動かした手が、

藤ヶ谷の腕のどこかに触れると、

何とも言えない色っぽい声が聞こえた。

その声にさすがに、寝ぼけてもいられなくなり、
瞼を大きく開くと。

俺を覗き込む、頬を赤らめ泣きそうな顔の藤ヶ谷がいた。

藤「…なんか、急に心臓、早くなって…」

慌てて身体を起こし、

藤ヶ谷の頬に触れると、

滅多に汗をかかないのに、既にじわりと肌が湿っている。

藤「…うぅん…」

頬を撫でると、またいやらしい声を出す。

俺の右肩に倒れ込むように、額を付けた。

藤「…あのチョコ…なに？」

ハァハァと吐息混じりに、

勘のいい藤ヶ谷に確信をつかれた。

「あ、食べた？」

藤「…食べてって、言ったろうが…」

あ、怒ってる？

「あ〜、効いてる感じ？」

気怠げに首を持ち上げ、こちらを睨み付け、

藤「…さいって…クソ…」

と言う顔ですら、涙目でえっちぃな。

「ところで、気分は？」

藤「さいあく…」

ほんとかなぁ。

ベッドに軽く腰掛けているだけの藤ヶ谷の身体をグイッと抱き寄せた。

藤「んあっ…あぁぁ…」

倒れ込むように重なる身体の中心が

既に質量を増している。

膝でソコを優しく擦れば、

より艶っぽい声を漏らす。

藤「わざと…も、ばかやろ…」

耳許で吐かれる悪態も、

俺をより興奮させる。

藤「…なにが、ご褒美だよ…」

「ちゃーんと、気持ちよくしてやるからさ♪」

藤「ふざけんな…」

藤ヶ谷の身体のラインをなぞる様に、

ゆっくりと指先で撫でていくと、

ビクビクと小刻みに身体が跳ねる。

そのたび、漏れ聞こえる声に、

自身はもう完勃ち。

身体を反転させ、藤ヶ谷を組み敷く。

「んふ、一緒、気持ちよくなろーね。」

藤「も…俺ばっか…」

首筋に舌先をねっとりと這わせる。

藤「…んはぁ…んんんん…」

小さく身体をくねらせ、腰を浮かせた。

「どうしたい？やめる？」

藤「…ほんと、さいて…

…ちゃんと…責任…とれ…」

よっしゃー！濃厚な姫始めゲットー！

よこーさん、いや、横尾様、

特別なチョコ、ありがとうございます！

藤「…はやく…」

「へへ、うん♪」


いっただきまーす！


end

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