Scramble Road－２－ (ページ2)

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嫉妬ゆえの・・・。ページ2

しょうこ「・・・Aちゃん、シルク君と付き合い始めたとき、こんなことになるんじゃないかって心配してた。それにね、こんなことに、みんなを巻き込みたくないから、私が我慢すればいいだけだからっていってた。」

そこまでいうと、しょうこは顔を手で覆って泣き出してしまった。

シルクは、両手に握りこぶしを作り、怒りの表情。

モトキ「・・・シルク、落ち着け」

モトキとダーマがシルクの両肩をポンとたたく。

ダーマ「Aちゃんが、こんなことまでなって、なんでオレたちに言わなかったか、考えろ」

ダーマに言われ、シルクは大きく息を吐き出す。

シルク「・・・ダーマ、わかってる。とりあえず、Aの様子を見にいきたい・・。」

そういうと、シルクは教室を飛び出す。シルクの後を追って、ぺけたんとモトキが教室をでる。

マサイ「・・・しょうこちゃん、ンダホ。『今日は』誰がAちゃんを突き飛ばしたか、わかる？」

マサイの『今日は』ということばに、ンダホは「え？」と聞きなおし、しょうこは驚いて顔を上げた。

しょうこ「マサイ君、もしかして・・・。」

マサイはゆっくりとうなずいた。

マサイ「オレも、Aちゃんが突き飛ばされたとこを見たことがあって、口止めされた。すぐにシルクに言えばよかったんだけど、Aちゃん、絶対に誰にも言うなって言って。」

そういうと、マサイは悔しそうに唇をかんだ。

ザカオ「・・・ここでこうやってても始まらないから。とりあえず今は『今日』ケガさせたやつを探したほうがいいんじゃない？それくらいはオレらでもできるだろ？」

ザカオの提案に、みんなうなずき、犯人捜しを始めた。