Realized Thoughts (ページ33)

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マジ？ページ33

ビール缶のプルタブを開け、目だけで乾杯をし、一口飲む。

シルク「・・・今日、岡崎でなんかあったんか？」

シルクがそうきくと、モトキは苦笑いで「いいや、そんなんじゃない」と答えた。

シルク「・・・りょう君にでも嫉妬したか？」

冗談めかして聞いたシルクだったが、モトキはその言葉にピクッと反応した。

モトキ「・・・お前の妙に感がいいとこ、いやなんだけど・・・。」

観念したようなモトキの声に、シルクは一瞬あっけにとられたが、すぐに声を上げて笑った。

シルク「・・・まあ、モトキとは付き合い長いからな。でも、本当か？りょう君に嫉妬って。」

モトキも自虐的に笑う。

モトキ「自分でもよくわからないんだけど、Aがりょう君といっしょにいるとこ見て、なんかもやもやするっていうか・・・。お似合いだなとは思うんだけど、オレ等じゃだめなんかなって・・・。」

モトキの話に今度はシルクが一瞬止まる。

シルク「・・・お前さ、本気か？まじでAのこと気になってんのか？」

シルクの問に、モトキは深くため息一つ。

モトキ「それがわかれば苦労はせんよ」

シルクは呆れた様子で「おまえなあ・・・」と一言。

シルク「そう思ってる時点で、Aのこと気になってんじゃん。お前自身が気付いてないだけでさ」

シルクは、親のような視線をモトキに向ける。