HAPPY VALENTINE'S DAY(ダーマ編) ページ4
バレンタイン当日。
Aたちは普段通りに学校で過ごしていた。
FISCHER'Sのメンバーは、他のクラスの女子から、休み時間の度、声をかけられている。
Aの前の席になったダーマがうんざりした顔。
ダーマ「こう、毎回毎回呼び出されるとめんどくせーんだよな。あっちから来てくれるとうれしいんだけどさ」
A「いいじゃん、チョコ、もらえるんだし。」
ダーマ「気ぃ使うし、お返しが面倒くさいじゃん。知らないやつからはもらえんし。」
・・・はて、ダーマは甘いものが好きだったはず・・・
A「ね、チョコもらってないの?」
ダーマ「もらってねーよ、こえーし」
ダーマの言い分にAは笑った。
A「なんなら好都合だわ」
そう言い残すとしょうことあゆみのもとへ。3人は更に隣のクラスへ。
あらかじめ決めてあったとおり、みんなでチョコを渡す手はずになっていた。
Aはあゆみとともに自分の席に戻ると、ダーマに声をかけた。
あゆみ「ダーマくん、いつも、笑わせてくれてありがとね」
A「これ、私達7人からのお礼。これはもらってくれるよね?」
そういってチョコの箱を渡すとダーマは二人と箱を何度か見た後、満面の笑みで「え、いいの?」
と受け取ってくれた
ダーマ「ありがとう。これは素直に嬉しい。いただきますぅ・・けど、お礼は期待しないで。」
ダーマの言葉に二人は顔を見合わせ、笑った。
A「お礼だっていってるでしょ?大丈夫だよ。」
あゆみ「ま、これからまた笑わせてもらうし。何かあったら手伝ってもらうし。それでちゃらね」
そういうとダーマはうれしそうにチョコの箱をカバンにいれた。
HAPPY VALENTINE'S DAY(ンダホ編)→←チョコの理由
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作者名:danchan | 作成日時:2023年8月11日 22時