チョコの理由 ページ3
次の日、Aはシルクと話した内容を女子6人に話す。
くみ「・・・そういえばそうだよね。なんか、いろんなところで一緒になってるしね」
A「そうそう。だから、「ありがとう」の意味も込めて、チョコあげるのはどうかなって思ってさ」
その提案に6人は賛成してくれた。
A「あとは、個人的にあげる人は便乗してあげれば、どう?」
Aはにたっと笑ってせりな、みずほ、さおりをみる。
くみ「・・・なるほどねぇ。考えたね、A」
くみもAの考えがわかり、くすくす笑う。
A「そうそう。大義名分は『お礼』。他の誰にも堂々と言えるし。個人的にどうするかは、・・・うん、頑張れw」
あゆみ「そういう、Aはシルクにあげるんでしょ?」
A「もちろんでごさいますよ。・・・ただし、二人になったときにあげるんだ」
楽しそうなAのようすに、せりなが感心する。
せりな「Aちゃん、強くなったね〜・・。あんなに、他の女子に敵視されてたのに」
その言葉にAはちょっとだけ表情が曇る。
A「今でもあるよ、嫌がらせ。けど、シルクがちゃんとフォローしてくれるし、大事に思ってくれてるし。それわかってるから、あんまり気にしないようになっただけ」
さおり「だから、二人になったときなんだね。・・・うん!私もあげるよ、ザカオくんに。いろいろ楽しませてもらったし、ダンス、教えてもらってるしね」
みずほ「・・・私も、マサイくんにあげようかな。あんなに素直にすごいって言ってくれる人、いなかったし。手のことも気にしてくれてて、フォローしてくれてて、ありがたいなって・・・。」
二人に言葉にせりなも。
せりな「私も、頑張ってモトキくんにあげるよ。もう1回頑張ってみる。いつも優しく接してくれて、・・・」
それぞれがそれぞれの思いを胸に、バレンタインを迎えることとなった。
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作者名:danchan | 作成日時:2023年8月11日 22時