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マサイハウスを出て、なんとなくコーヒーショップに寄ってみたAは、席に着くと大きなため息をつく。

(A「マサイ・・・が・・・ねえ・・・。いつも通りってのが難しくなるな・・・」)

コーヒーを飲みつつ、ガラス窓に映った自分を見ると、なんだか違う自分のような気がして、苦笑いが出る。

(A「マサイの事をどう思うのか・・・。どうしたいのか・・・。」)

そんなことを考えつつ、スマホを出すと、SNSのメッセージ。・・・モトキから。

”モトキ「今、どこいる?」”

(A「相変わらず心配性だな、モトキは」)

角のコーヒーショップにいると返信すると、「今から行く」と返信。

他の友達や、クリエイターさんのSNSを見ていると、頭上から声がした

モトキ「相席いいですか?」

その声に顔を上げると、コーヒーを片手に持ったモトキが立っていた。

A「相席する気、満々でしょうが。っていうか、モトキ、心配しすぎ。」

Aがモトキに笑いかけると、モトキはAの前に腰かける。

モトキ「気になると、追及したくなる性分でさ。おまけに、A調子悪そうだったし。」

A「まあ、あんなことがあればね。ただ、勘違いしてほしくないのが、私は驚いてるだけだから。マサイの事、ちゃんと考えなきゃって思ったから。」

そういって、闇夜の風景に目をやると、ガラスに映ったモトキと目が合った。

モトキの表情は、寂しそうで、何か悩んでいそうで。目が合ったことに気づくとモトキは、Aの方を向いて笑った。

Aはモトキの表情に何かあったのか、聞かず、いたずらっこの顔でモトキに聞いた。

A「ね、今日、今から、なんかある?」

モトキはいきなりの質問に驚いた様子。

モトキ「いや、特には・・・。」

A「じゃ、1杯だけ、付き合ってくれない?」

そういうと、モトキは意地悪く「1杯ですむ?」と聞いたのち、

モトキ「いいよ、付き合ってあげよう」

と、返事をし、二人でコーヒーショップを後にした。

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作者名:danchan | 作成日時:2020年10月2日 21時

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