Spilal Step (ページ41)

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Aはマサイと少し話した後、ンダホに声をかけられた。

ンダホ「A、ちょっといい？」

すると、同時ぐらいにスマホの通知音。

【ンダホ「モトキがマサイに嫉妬しているっぽいよ。スタジオでへこんでる」】

それを見て、思わずンダホをみると、ンダホは無言でスタジオの方をゆびさした。

Aは何食わぬ顔をして、スタジオへ向かった・・・内心は冷や冷やだ。

こっそりスタジオを覗くと、モトキの股の間にチクワがいて、モトキとじゃれていた。

そのかわいらしい様子にAは思わずわらってしまった。

A「何、かわいいことしてんのよ」

顔を上げて、Aをみたモトキの顔がみるみる赤くなる。

モトキ「・・・みてたのかよ。」

そっぽを見つつ話すモトキにAは笑いかけた。

A「チクワもモトキもかわいいんだから」

そういうと、モトキは赤くなったまま「うっせ」と小さく反論する。

Aはモトキの隣に腰かけると、チクワがお行儀よくAの前にお座りした。

Aはチクワの頭をなでつつ、モトキの様子をうかがう。

A「モトキ、ごめんね。私がはっきりしないばっかりに・・・。」

チクワが気持ちよさそうになでられているのを見つつ、Aはモトキに小さな声で謝った。

モトキ「・・・え？・・・あ、あぁ。違うんだよ。オレが勝手にマサイに嫉妬しただけ」

モトキの言葉に、Aは顔を上げて、モトキの顔を覗き見た。

A「やっぱり、このままじゃいけないよね。ダホちゃんの言ったとおりだね。・・・ね、モトキ。私がグループ抜けたら、どうする？」