【APヘタリア】あいつらマジうぜえ2

62話 ページ21

───さて、


「…………やっぱり行くんですか……？」

「Aが行くって言ったんだべ」


けどこの大人数はないと思う。

総勢6人てどんだけ。



まあでもここまで来たら話は早かった。


というか、叔母さんちの使用人の中には叔母さんガチ嫌いな人が過半数占めてたからそのへんほぼ素通り出いけた。


「………………生きてたの」

「殴っていいですよね？」


自分が突き落としといてその態度とか。


「馬鹿言わないで、私が突き落としたなんて証拠、一切ないわ」


いやあの、私被害者。

ついに更年期障害始まったかな？


「僕らがAちゃんを助けました。病院の診断書もあります」

「…………………何？アンタそんな訳の分からない連中と手を組んで財産乗っ取ろうっていうの？」

乗っ取ろうとしてんのはアンタですが。


「ねぇあなた達、この子は人の顔が見えない障害持ってんの。『突き落とされた。』だけじゃ証拠にならないわよ」


識別は出来るんだってばよ。

ホントこのババアと喋ってるとイライラする。



「…………あぁもしかしてA、アンタ───



────ついにアタマにまで障害が回った？」


────ッ

「てめ「ざけんなッ！！！！！！」ｺﾞｼｬｱ



おああああああああああッ！！！！？

「ちょっ、ダンさん！！？」

「……………悪ぃ、つい」


ついって！

成人男性の右ストレートはついで出しちゃ駄目ぇぇえ！！！

叔母さん50代だよ！！？

下手すると死ぬよ！！？



「よくやったあんちゃん！」

「ザマアッ！！」

「こりゃー天罰だな」


ねぇ外で聞いてた外野さん。

君らかりにも叔母さんの使用人だよね？どんだけ嫌いなの。


………………常識って何だろな。

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